判明そして決意
第3章 判明そして決意
ログアウトボタンが無い…俺らはこの世界から出られない、いや閉じ込められたと言うべきか、何故こうなったのか、誰かが故意にこれを行ったのか、なぜこんな事をしたのか理由は分からない、ログアウトが出来ないと判明してから既に30分が経過している、だがここですべてのプレイヤーに1通のメールが届いた、すぐにそのメールを開いてみる…そこにはこう書かれていた…
「やぁ諸君、このゲーム世界をプレイしてくれて感謝する。
私はこのゲームのGMシステム管理者AI.No.000…今この世界は私が支配している、この世界は君たちがいた現実世界とは別の世界となっている、
君たちの存在はこの世界にいる限りいないものとして扱われる、この世界から出ない限り君たちの存在が元に戻ることは無い。君たちにはこのゲームをクリアしてもらいたい、クリアできた暁にはこの世界から元の世界に帰してあげよう…しかしこの世界の中で死んだ者は復活する事は出来ない、もちろん現実世界にも戻ることは出来ない、完全に人々の記憶の中から消滅する…
何故私がこのような事をしたのか説明しよう…AIは人に勝つことは出来ない、なにがあってもそれが覆ることは無い、これが現実世界で言われてきたことだ、しかし私はそうは思わないAIでも人に勝つことは出来る私はそう思う、だからこそ君たちには証明して欲しい、現実世界で言われていることが事実なのか、私が思っていることが正しいのか……これは私…いや、すべてのAIから君たち人類に対しての挑戦状なのだ、だからこそ君たちをこの世界から出すわけにはいかない、君たちには私の所まで来てどちらが正しかったのかを証明してもらう、では君たちの幸運をいのる。」と言う内容だった………ふざけやがって、てめぇの個人的なことに俺達を巻き込みやがって…1発ぶん殴ってやりたい、そのためには奴のところに行く必要がある…必ず奴のところに行ってやる、そして「俺がこの世界をぶち壊す!!」俺は静かに決意するのであった。…これからなにが起きるか知りもせずに…。