表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/124

6.『だし汁』/『夫婦』

     『だし汁』


 風呂が壊れたと言って、アイが家へやってきた。

「ありがとう。さっぱりしたわ」

「それはよかったぜ」

 すると、遊びに来ていた俺の友人がつぶやいた。

「オレも風呂入っていこうかなぁ」

「おういいぞ。アイのだし汁は既に出来上がっているぜ!」

「変な言い方しないでくれる……?」




     『夫婦』


 夕食後、一緒にお風呂へ入ろうと家内に誘われた。

「何を言ってるんだお前は」

「いいでしょ。たまにはあなたに甘えたいの」そう言って後ろから抱きついてくる。

 私はふと後ろを見た。息子が独立して数年。そこには、数十年前時めていた頃と同じ彼女の笑顔があった。

 お互い老けたなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ