表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/124

46.『歌ってみた』/『ママの趣味』

   『歌ってみた』


 俺の親はミチルとして、動画サイトに洋楽を歌って投稿している。『女王の声』とコメントが付くこともあるが、再生数は多くない。

「顔出しで歌ってみたら?」と提案すると、決心してカメラの前に立った。

 これを見る人達は驚く事だろう。画面の向こうには、白髪の交じったおっさんが映っているのだから。




   『ママの趣味』


『ぼくのママは三十二歳です』から始まる作文を、参観日に読んでいた事がある。

 全て本当の事を書いたのだが、それを親の前で読む事になるとは聞いていなかった。後で怒られるだろうなと覚悟する。

『アニメを見ながら「マサル様ー!」と叫んでます』

 その日からだ。アニオタママという名が広まったのは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ