表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/124

44.『草むらの山』/『飽きない読書』

   『草むらの山』


 大型連休に、家族四人で郊外の公園へやって来た。喧騒にまみれた都会と違って、体全体が洗われる清々しさだ。今は皆で草むらに寝転がって昼寝中。

 ふと横の妻を見た。こんもりと盛り上がった胸が遠くの山と重なっている。軽く突いてみた。

「な、な、何!?」子ども達も起き上がる。

 来年は五人で来よう。




   『飽きない読書』


 世間は大型連休らしいが、私はいつでも本を読む。一日のほとんどをこの部屋で過ごすのだから、時間はたっぷりある。

 男性キャラの語りかけて来るセリフが、まるで彼の言葉のように思えて震える。

「そろそろ検査の時間ですよ――あ、僕が勧めた本ですね。楽しいですか?」

 楽しいよ楽しいよ~。へへへ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ