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42.『仕草』/『優しい王様』

   『仕草』


 わたし、谷口君が目を見て「おはよ」って言ったり、高くて届かない黒板の字を代わりに消したり、照れると耳を赤くして鼻の頭を掻いたり、たまに猫なで声でちょっぴり甘えたりするの、大嫌い! それは愛美ちゃんと一緒の時にしかしない仕草だから。

 前は、わたしだけのものだったのに。




   『優しい王様』


 王様は優しいが、常識を知らない。

 食べ物は神からの授かり物だと言って、本当に天から降ってくるものと信じている。自分で買い物をした事がないからだ。服やベッドにも対価を払っている事を理解していない。

 だが、私達は彼を尊敬している。なぜなら、お金で買えないものをたくさん持っているから。

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