表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/124

32.『旅』/『お腹』

   『旅』


 隠居生活に入った水戸藩主は活力を無くしていた。

 そんなある日、奇妙な少女を助けた。彼女は時間旅行者と名乗った。意味不明だ。

 だが旅の魅力を大いに語ってくれた。「旅をしていると様々な人に出会います。優しい人、怖い人。彼らと出会って自分がどう変わるか。それが楽しみなんです」

 彼は決心した。




   『お腹』


 電車の席をお腹の大きい人が譲ってもらっていた。近くに若い男が立っている。

「寒いわね」

「ああ、冷えると赤ちゃんに悪いから早めに帰ろう」

 温かい光景だ。私達にも、昔はあのような出来事もあったものだ。

「あなた、あたしも早く帰りたいわ」

 彼女はお腹をポンと叩いた。お前はもっと外に出ろ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ