表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/124

120.『見たくないこと』/『見届けること』

『見たくないこと』


僕は自分の目が嫌いだ。色や形ではなく存在そのもの。目があの時なくなっていれば良かったのに。

宇宙人が攻めてきて、美しかった街が瓦礫の山と化し、幼馴染のあの子が死んでいる所なんて見ずに済んだ。

なんで僕だけ無傷なんだよ。助けて。僕の目をなくしてくれよ。




『見届けること』


何者かに破壊しつくされた街で、幼馴染の女の子が命を落とそうとしていた。もう助からないと素人でも分かる。

なら、彼女を最後まで目に焼き付けようと決意し、 傍に座った。

息が絶え、頰がこけ……。

僕は彼女が骨になる過程全てを見届け、丁寧に埋葬した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ