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doubt

作者: 葵 景子














--------doubt--------










----K.AOI----






わかってる

悪いのは僕だって事

でもきみの後ろ姿に

魅かれたんだ

さよならを言うきみ

大きすぎるドア

白すぎる壁






何も変わったことなんて

本当に何もないけど

だけど

きみの声だけ

聞こえずに消えた

何も変わったことなんて

本当に何もないけど

だから

僕の声を

燃やし尽くした






知りすぎた

僕達だから

分かり合える日が

来ると思えた

知らないのは

きみだけで

壁の落書き

甘すぎる匂い






何も変わったことなんて

何もないけど

それでもきみは

叫び続けた

何か変わったことが

あったのだとしたら

それは僕の

翼が燃えたこと






何も言わない壁

伝わりすぎる体温

暖かい血

何もかもが

金色に見えたあの日






分かっている

知っている

何もかも

僕が悪いんだ

きみのすべて

僕の手で

燃やし尽くせたら

悲しい過去

美しい未来

残虐な声







何も変わったことなんて

何もないと信じたいけど

何か変わったことが

あるなら終わろう

きみには似合わない

そのコートを脱ぎ捨て

今からそう

飛び出して




何か変わったことなんて

考えなくて良くて

何もかもが燃えるとき

考えなくてはいけない

きみの声

僕の声

燃えた翼



僕の現在

きみの過去

淋しい大人

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― 新着の感想 ―
[一言] とても良かったわぁ⌒(●´∀`●)
[一言] 良かったです。ただ、最後の淋しい大人という言葉でガクッときてしまって、よくわからなかったのですがどういう意味なのでしょう? さし色が美しいです。金色の表現にはドキッとさせられました。
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