八蜘蛛語
八蜘蛛語
「「鬼蜘蛛使いは世界で一人しかいない貴重な存在なはずだよ」」
「純血が世界で一人なだけであって鬼蜘蛛使いは沢山存在してるぞ」「「あと、君は何年生きた?」」
「17くらいだ」
「「それはあっちの世界で云うとでしょう。この世界では"在"の国、あちらの世界では"陰"の国とも云うね」」
「こっちの世界だと・・・・・・50年くらい」
「「へぇー」」
「あっちとこっちだと、かなりの時差があるからな。結構来るのに時間がかかるんだよ」
「「なる程ね」」
「もしかして情報収集してた・・・?」
「「何を今更」」
((馬鹿だ))
「馬鹿か、お前?」
「馬鹿ちゃうわ!」
「馬鹿だろ」
「違う!!」
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿」
青年の心に傷が入った
「50歩譲って俺が馬鹿と認めよう。だが、その馬鹿に呪いを解いてもらうお前はどうなんだ?」
轟の気に障った
「何が云いたい?」
「殺気出てるからしまえ」
何となくムカついたので暴力を振るってみる、轟
「痛っ!!痛い!やめんか!」
「蜘廻、話がズレてる」
「ハァー・・・」
「「馬鹿だ」」
「ちょっ、何でみんな呆れてるのさ!?」
「名前も名乗らない奴が偉そうにものを言うな」
「あれ、名乗ってない?」
八雲を見る蜘廻
視線をそらす、八雲
雅を見る蜘廻
すでに背中を向けている、雅
「みんなして酷いな!!」
「俺は関係ないもん」
「まぁいいや」
「いいの!?」
「改めまして、俺は羚 蜘廻だ」