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壱蜘蛛語
壱蜘蛛語
「では、一人ずつ自己紹介をしてくれ。因みに先生は寺山 昌也だ。よろしくな」
平和な日常。今日から新しい制服を来て新しい学校に登校して、今は自己紹介の真っ最中だ。
「次は・・・九重」
「へーい。青依学園から来た、九重 雅でーす」
「見た目が馬鹿に見えるが名門校から来たのか」
「人は見掛けに寄らない、だよ。先生」
「まぁな。次、轟」
「・・・・・・・・・」
「読書はやめんか!自己紹介をしろ!!」
「青依学園、轟 七世」
「先生、七世から読書を取ったら何ものこらないよぉー」
名門校・青依学園から来た二人の天才は全くもって人の話を聞かない。かと思ったら、片方は腕に包帯を巻いている。
「轟、その包帯は?」
ここで一言。
「あんたには関係ない」
そしてぶちギレる先生。
「ふざけんな、轟!!」
こうして平和な高校生活が開幕した。
壱話目です。あまり時間が掛かっていない気もする・・・