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仇蜘蛛語

仇蜘蛛語


「蜘廻、ねぇ」

「人の名前にまで文句付けんな」

「何も言ってないよ」

「蜘廻、早く治してあげないとタイムリミットがきちゃうよ」

「あ、はいはい」


やる事をすっかり忘れていた蜘廻。


本当に大丈夫か?


「じゃぁ、八雲の家の道場借りるぞ」

「あ、うん」





「いつ見てもでっけぇな」

「まぁね。で、陣はもうひいてあるから」

「やる事が早いな」

「あ、轟は道場の外にいて。呪いがあるのに入ったら拒絶反応が起こってそのまま死ぬ事もあるから」

「蜘蛛、恐るべし」

「「逆恨みは最悪な自体を招くなぁ」」

「でも、強力な呪いの場合は呪った本人にも罰がくだる」

「「人を呪わば、穴二つ」」

「そう云う事だ。呪いなんてな、生身の人間が簡単に操れるものじゃない」


人が人を呪うのは容易ではない。人を呪わば、呪った本人にまで呪いが行く可能性も多いにあるのだから、簡単に人を呪ったらそれで自分も死ぬ事と一緒、と同じ事になってしまう


「よし、完璧だな」

「目を瞑って、このお守りを持ってそこに座って」

「・・・八雲、良いな?」

「うん」



辛い、悲しい想いは人、それぞれ


恨みもまた、人、それぞれである

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