表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君のための、孤独な戦い  作者: コウテイニンジン
1/3

君を救うその日まで、何度だって戦い続ける。


 森の中を二人は駆ける。

 

 また失敗してまった。


 また彼女は……殺されてしまう。


 今回は、あの女と出会ったことがまずかった。


 原因が分かっているだけいいだろう。


 背後から声が聞こえる。


「殺す…殺す殺すころすこロすこロスコロスコロスコロス!」

 

 呪文のように吐き続けるその言葉に、全身に鳥肌が立つ。


 シャキィィン!


 彼女に向けられた刃を背中で庇う。


 血が溢れ出る。頭がグラグラする。肺に血が入ってきた。苦しい。息ができない。それでも彼女が生きる最後の瞬間を、この目で見届けなければならない。そう思い、目を見開いた。


 俺の目に写ったのは、心臓を後ろからさされた彼女の姿だった。


 彼女の口が動く。


 何も聞こえない。


 何を言おうとした?


 愛らしい彼女の顔が、苦痛に染まっていた。


 それでも彼女は、微笑みかけてくれた。


 だから俺は思った。


 次こそは、必ず彼女を助けて見せる。

 

かなり影響を受け過ぎかな?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ