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夢の中  作者: トトとギス
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この夢は何をつたえたいのか?

楽しく見てくれたら嬉しいです。

では、どうぞ!

最近は、コロナの影響で友達と遊ぶことや外に出ることがめっきり減ってしまった。

体には悪いとは思いつつ、大学生の僕は今日も遠隔授業を淡々と受けていた。

この自粛は心にも影響が出てると思う。外に行きたい気持ちを抑え、ずっと家の中にいるのだから。

しかし、僕は少し違った。ここ最近は奇妙な夢をみる。その夢は、古い洋館に行く夢だ。数回この夢を見たが全部1人でそこに行く。その日によって天気もそれぞれ。雨の日だったり、曇りだったり。しかし、いつも決まって夜であった。

夢の流れはこうだ。まずは、洋館のフェンスの前にたどり着く。そのフェンスは空いていて、すぐに入ることができる。

フェンスを通過すると目の前には大きな広場がある。噴水やガーデニングなどが手入れなされていない状態で存在する。少しきみ悪さを思わせるそれらを横目に洋館へと足を踏み入れる。

洋館の入り口は数段の階段を上がったところに扉がある。初めは大きなドアノッカーを叩いたり、大きな声を出して人を呼んでいたがそれも、ここ最近ではしていない。

洋館を入るとレッドカーペットが引かれていた。一本に伸びた、そのレッドカーペットは僕を招いているように感じる。

そのレッドカーペットに導かれるまま進むとレッドカーペットの道が3つに分かれいる。1つ目はそのまま真っ直ぐに行くもの。2つ目は階段を上り上の階に行くもの。3つ目に右に曲がって行くもの。ここで奇妙なのが左にも道がある。しかし、レッドカーペットが敷かれていない。何か近寄らせない。そんな雰囲気さえ感じさせるものがあった。

今は初日の話をしよう。初日はその3つの道の1つ目の真っ直ぐ続く道を選択した。そのどこまでも続くレッドカーペットの終わりを知りたかったのかもしれない。外から見るに相当大きい洋館であることはわかるが奥行きまではわからなかったから本能的に選んでしまったのかもしれない。

奥に進んでいくと左右にいくつかの部屋がポツポツと出てきた。最初に出てきた部屋にノックをして入ろうとしたが返事はおろか鍵がかかっていて、部屋には入れなかった。次の部屋も鍵がかかっていたので他の部屋もかかっていると思い、スルーすることにした。スルーする部屋の中にひときわ目立つ部屋があった。何かが気になる。部屋のドアのデザインは同じで汚れていたり、傷ついていることもない。ふとドアノブを見るとその部屋のドアノブだけが金色だった。他の部屋のドアノブは銀色なのにその部屋だけは違う。何か意味があるのか?少し気にはなったが、なんとも言えない異様さにドアをノックすることも出来なかった。当初の目的は奥がどこまで続いているかを確かめること。そう心に言い聞かせ、僕はレッドカーペットに続く道を導かれるまま進んだ。

少しすると大きなリビングのような場所に着いた。そこはとにかく大きく、天井も3階ぐらい吹き抜けになっていた。上には置いてあってもおかしくない豪華なシャンデリアがあり、周りは金や銀などで満たされていた。そんな広場は入り口の広場同様手入れはされていなく、豪華なシャンデリアは誇りをかぶり、周りの金や銀は光沢を忘れているようだった。

その広場はガラス張りになっていた。その広場に入った瞬間なんとも言えない開放感を感じさせた。広場からは大きな池が見えた。池の向こうには魔女が住んでいそうな永遠に続く森があった。恐れ知らずの僕でさえ、また僕の夢であったでさえ、僕はその森には近づきたくなかった。

これで僕の当初の目的は果たした。距離で言うと玄関から広場まで25メートル。いや、もっとあったように感じた。そのぐらい大きい、かつ長い時間歩いた気がした。

僕はその池に興味を持った。そこにただある池は何か言いたげなこちらを見てくる。耳を傾けるように僕はその池に近寄って行った。池には柵のように建てられた木の棒と糸が吊るされていた。ここからは僕の陣地だと言わんがばかりにしっかりとしきいられていた。池に映る僕。誰もいない池。森の方からは悪魔の声のような風の音が聞こえてくる。あぁ、なぜ僕はこの薄気味悪い状況が心地よいと感じるのかわからなかった。

その雰囲気にのまれながら池の自分を見ていると風がスパッと止んだ。森の方を見渡す。背中から力を感じた。誰もいないはずなのに誰かに押された感覚がした。僕は泳ぐのが苦手だ。それに服だって着ている。しかも、長袖長ズボン。足と手を動かせば動かすほど、沈んでいく。どんどん、どんどん眠りにつくように沈んでいく。僕の記憶もどんどん、どんどん遠のいていく。まるでリアルに感じる冷たさの中、記憶がなくなった。気づくと僕は家のベットの上で寝ていた。手足は真夏とは思えないほど冷たくなっていた。それなのにお漏らしかと思うぐらいびっしょり汗をかいていた。僕が見たのは夢だったのか?僕は夢とは思えないその夢に惹かれていくのであった。

今後も出していくつもりです。

つもりなので、出さないかもですが、楽しんでくれたなら光栄です。

2夜目もお楽しみにー

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