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海外の謙使い

対戦が始まると中距離技を出しつつ少しずつ間合いを詰める。相手も中距離走で牽制しながら間合いを詰めてくる。


 お互いに中距離技をガードして、間合いを詰めて近距離戦になった。いつも通りガードを固めて相手のミスを待とうとしていた。


 相手も同じ[謙]使いのプレイヤーなのでガードを固めると思っていた。しかし相手の[謙]は僕とはタイプが違って、ガンガン攻めてコンボを狙ってくる。


 日本の[謙]使いのプレイヤーは相手のミスを待つのに対して、海外での[謙]はかなり攻撃的な使い手が多い。


 [謙]の攻撃速度は速い方ではない為ガードは容易だった。ガードを決めて、順調にspゲージを貯めていく。


 僕は相手がガードに対して投げ技を使ってくると読んだ。一度間合いを取り、攻撃を避ける。


 すると読み通り投げ技を使用してくるが間合いを取り、上手くかわしコンボの最初の技をヒットさせた。


 コンボを繋げて相手のHPの半分少しを削った。相手の[謙]は怯む事なく攻撃を続けるが攻撃をガードしてspゲージは最大までたまったのを確認して、必殺技を使用する。


 必殺技を使用すると相手は逃げる様に間合いを取り中距離技で牽制する。攻撃力が3倍になっているので次にコンボを食らってしまうとHPが0になってしまうので間合いを取り、必殺技が終わるまで中距離で闘うのだろう。


 僕は中距離技を撃ちながら間合いを詰めていくが、相手は少しずつ間合いを取りなかなか近づけずにいた。


 作戦を変える事にした。必殺技が切れるまで中距離技で攻撃をして、必殺技が切れると相手は一気に間合いを詰めてきて近距離戦になると読んだ。


 必殺技の効果時間が終わり、僕はガードを固めて相手の動きを待つ。しかし相手は中距離技で攻撃をして間合いを詰める気配がなかった。


 ここで1ラウンド目の対戦時間がタイムアップした。タイムアップをした場合残りのHPが多い方が取る。


 相手の狙いはタイムアップまで中距離技で少しでもダメージリードを取る為だったのだろう。


 1ラウンド目は僕が必殺技を使わずにいたらHPが減る事はなかったので僕が取っていたはずだ。2ラウンド目はもっと慎重に立ち回ろうと決意する。


 2ラウンド目が始まった。


 出だしは1ラウンド目と同じで中距離技を出し合い、間合いを詰めていき、相手は前回とは違って攻撃の手数を減らしてきた。


 僕はでガードをしながらも後隙の少ない攻撃で牽制をする。必殺技を使用すると相手は間合いを取るので2ラウンド目は必殺技はあえて使用せずに近距離を保つ事にした。


 ジャンプやステップで間合いを管理すると相手は動揺してガードを固めた。[謙]にはジャンプ攻撃から始まるコンボがかなり強力なので警戒しているのだろう。


 ステップをして間合いを詰めたり引いたりを繰り返していると相手は攻撃を辞めてガードを固めだした。


 僕はガードに対して投げ技を繰り出し投げ技から始まるコンボを決めた。HPを半分少し手前辺りまで削る。


 その後も相手はジャンプやステップに釣られてガードを固めた。これは相手の癖だと気づき投げ技からのコンボを決めて2ラウンド目取る事ができた。


 1セット目のファイナルラウンドが始まった。


 お互いに中距離技で攻撃し合い間合いを縮めていく。ステップとジャンプをすると相手はガードをしていたのにその癖がなくなっていた。


 相手は後隙の少ない技で牽制をして僕はガードをしながらジャンプで相手の隙を待った。


 なかなか闘いが進まないでいたがとうとう動いた。ガードを決めていき、spゲージが最大までたまり必殺技を使用した。


 相手は僕が必殺技を使用したのを確認すると一気に間合いを取りだした。だが間合いを取るのに合わせてジャンプ攻撃をヒットさせた。


 ジャンプ攻撃から始まり最後は回し蹴りの13コンボを決めてHPを最大から0まで削りきった。


 強力なコンボを決めてファイナルラウンドを取る。無事に1セット目を取るのだった。

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