プロプレイヤーの対戦
闘いは始まり、Ericaさんは攻撃がギリギリ届く位置まで間合いを詰める。刀を使うファイターなので攻撃後に相手の攻撃が届かない位置で闘うのが基本だ。
相手は間合いを詰めたくても攻撃する前に刀の攻撃に当たってしまいなかなか詰めれずにいる。ガードを固めてジリジリと相手は詰めてきた。
Ericaさんは間合いを詰められると共に上手く間合いを取り、ギリギリ攻撃が届く位置まで間合いを取る。間合い管理は他の[時雨]使いのプレイヤーとは違い、かなり上手だった。
相手は痺れを切らしガードを辞め間合いを一気に詰めようとする。Ericaさんは相手がガードを辞めたのを確認し、即座にコンボを決める。
HPの半分を削った後、[時雨]のspゲージがたまり必殺技を使用した。二刀流になり、Ericaさんは二刀流の時にしか出来ないコンボを決めて危なげなく1ラウンド目を取った。
Ericaさんの[時雨]は間合い管理も完璧でファイターの特徴を完全に活かしていた。刀一本でも強いのに二刀流になると更に強くなりもう間合いを詰めるのにも一苦労だ。
2ラウンド目が始まった。Ericaさんは先程と同様に上手く間合いを取り、相手はガードを固めてジリジリと詰めていく。
Ericaさんは一気に間合いを詰めてガードに対して投げ技を使った。1ラウンド目は一度も使わなかった投げ技をいきなり使い、相手は反応できずにいる。
投げ技が決まり、ダウンした相手にダウン用コンボで追撃する。HPが半分を切り、相手は必殺技を使用するがEricaさんは落ち着いて対処する。
Ericaさんは必殺技を使い二刀流になり、コンボをせずにじわじわと相手のHPを削り切り、Ericaさんが勝利した。
対戦が終わりEricaさんは笑顔で相手に挨拶をしてポイントを受け取り、その後もEricaさんは危なげなくCブロックを勝ち抜いた。
Cブロック戦が終わり、とうとう渚沙のDブロック戦が始まる。渚沙は観戦用座席から立ち上がり言った。
「私の番が来たよ〜。行ってくるね」
「うん….…頑張れ」
渚沙は手を振り、会場に向かった。
Dブロック戦が始まり、渚沙はnagieというプレイヤーネームで参加する。初戦の対戦相手は20代ぐらいの女性だった。互いに挨拶をしてからファイター選択が始まった。
渚沙は[キャロン]を選び、相手は[時雨]を選択した。ファイター選択が終わり闘いが始まった。




