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プロプレイヤー登場!

 初戦を無事に勝ち、250人があっという間に半数になりブロック戦、2戦目が始まる。


 アナウンスで言われた番号の席に向かい、対戦相手を待つ。5分程経つと対戦相手がやってきた。相手は30代ぐらいの男性だった。


 互いに挨拶をしてからファイター選択が始まる。僕はいつも通りに[謙]を選び、相手は渚沙と同じで[キャロン]を選択した。そして1ラウンド目が始まった。


 出だしは中距離技で攻撃し合う形で、互いに様子を見つつ徐々に近づいていき、近距離戦になった。


 僕はガード固めて相手のミスを待つ。相手は後隙の少ない技で手数で牽制する。[キャロン]は手数で攻めるファイターでガードを完璧にするのは難しいけど僕は渚沙と対戦を何度もしていたので、大体ならどの技を出すか読めている。

 

 読み通り相手はガードを固めている僕に投げ技を使ってくる。読めていたので技が当たらないぐらいの間合いを取り投げ技を透かす。


 投げ技を透かし一気に近づきコマンドが難しいコンボを決めた。[謙]はコマンドは難しいがコンボのダメージが高い為、1度のコンボでHPを半分程削る。


 相手は動揺して一旦、間合いを取ろうとする。僕はそのチャンスを見逃さず、一気に間合いを詰めた。ジャンプ攻撃から出来るコンボを決めてHPを削り切り1ラウンド目を取った。


 2ラウンドは完全に僕ペースになり、相手は近距離戦で動揺して攻撃をやめてガードを固めてきたが即座に反応して投げ技を使いダウンした相手にダウンしている時にしか出来ないコンボを決めた。


 最後は中距離技でとどめを刺し、2ラウンド目も取った。対戦が終わり挨拶をして相手からポイントを受け取り、残り人数が60人になった。

 

 その後のブロック戦も順調に勝ち抜きブロック戦を突破して、無事トーナメント戦に出る事ができた。


 Aブロックが終わり渚沙達と合流する為に一度会場を出る事にする。合流しBとCのブロックを観戦しに行く事にした。


 Cのブロック戦が始まると急に観客が増えて、瞬く間に観戦用座席はうまった。僕と渚沙は少し驚く。


「一気に観戦が増えたね」

「そうだなぁ、有名プレイヤーが居るのかなぁ」


 僕と渚沙は不思議そうに話していると、その会話を聞いていたゲーム部会長の佐山さんが静かに言った。


「Cブロックには最近プロになった、Ericaエリカさんが出るからだよ」

「Ericaさんは去年[LegendBeginning]のBest8に入った[時雨シグレ]使いの女性プレイヤーよ」


 話し合っているとCブロック戦が始まった。僕はEricaさんの対戦に注目した。相手は僕と同年代ぐらいの男性だった。


Ericaさんの使用する[時雨]というファイターは着物を着た女性で、主に刀を使って攻撃しspゲージが溜まり易く、必殺技で攻めるファイターだ。


 刀で攻める為、主に近距離と中距離の間合いを維持して闘う。

 必殺技は一定時間、刀がもう一本増えて二刀流になる。攻撃のヒット数が増えて、コンボをしなくてもかなりのダメージを出せる。

 

 ファイター選択を終えて1ラウンド目が始まった。

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