第9話 魔法屋さんへようこそ
場所:魔法屋さん
魔女「いらっしゃい、魔法屋さんへようこそ!」
ミルラに連れられて魔法屋さんへと向かったひなた
お店に入るとさっそく店員さんに話しかけられた
ミルラ「やあ、久しぶり」
ミルラ「実は欲しい魔法があるんだ」
魔女「なーんだ、ミルラかあ」
魔女「アンタってば、値切ってくるからあんまり好きじゃないのよねえ」
ミルラ「ひなちゃんの前で変な事言わないでね」
ミルラ「それに、君がぼったくろうとしてくるのが悪いのでしょう?」
ミルラ「ほんとは来たくなかったけど魔法屋さんはここしかないから…」ぐちぐち
魔女「あら? ミルラだけじゃなかったのね」
魔女「ミルラは色々とデカいし、その子ちっちゃいし気が付かなかったわ」
ひなた「はじめまして、こんにちわ、ひなたです」
ひなた「今日は掃除の魔法を買いにきました、よろしくお願いします!」
魔女「へーえ、ミルラの連れの割には常識人ぽいわね」
魔女「こんなにちっちゃいのにしっかりしてるわ」
魔女「私は魔女、ここで魔法を売っているのよ」
魔女「ひなちゃん、よろしくね」
ミルラ「言い方気になるけど、ひなちゃんは良い子なのよ」
ミルラ「分かったらさっさと掃除の魔法を見せてね」
魔女「急かさないでよね、掃除の魔法はこれね」
・1000000モチ 洗濯の魔法Lv1 水を出して洗う、簡単な汚れのみ取れる
・1000000モチ 分別の魔法Lv1 指定した1ワードで仕分ける事が可能
・1000000モチ 掃き掃除の魔法Lv1 軽い箒を1本だけ動かす事が出来る
・1000000モチ 拭き掃除の魔法Lv1 軽い雑巾を1枚だけ動かす事が出来る
ミルラ「いつも思うんだけどさあ、品ぞろえ悪くない?」
ミルラ「しかも効果しょぼいのにやたらと高いし!」
魔女「掃除関連の魔法は大体30個くらいあるわ」
魔女「でもどーせアンタみたいな貧乏人は買えないんだから」
魔女「一番安い魔法しか見せられないのよ、それくらい分かりなさい」
ミルラ「はあ!? 貧乏人なんかじゃないし!」
ミルラ「大体一番安くて1000000モチとか意味わかんない!」ギャーギャー
ひなた「1000000モチ…」
魔女「そうねえ…ひなちゃんはお金持ってないわよねえ」
魔女「仕方ないわね、好きなの1つ選んでいいわよ」
魔女「サービスであげちゃうわ」
ミルラ「これは好機よ!」
ミルラ「ひなちゃん、この店で一番高い魔法を選ぶのよ!」
魔女「はあ? 一体何を言い出すのよ」
魔女「普通にこの4つの中からに決まっているでしょう?」
魔女「やれやれ、これだから常識のない子は嫌なのよね」
ミルラ「いーや、違うね」
ミルラ「君は確かに好きなものを1つ選んでいいと言った」
ミルラ「この4つの中とは言っていなかった!」
ミルラ「頭のいい君なら、この意味理解できるよね?」
魔女「あ、暗黙の了解って分かるでしょう?」
魔女「そこは空気を読んでよ、言わなくても分かるでしょう?」
ミルラ「違うね、君は条件を指定しなければならなかったんだよ」
ミルラ「条件を限定していないのならば、それはもう無制限なんだよ」
ミルラ「考えてもみてよ、君が話しかけたのはこんなにちっちゃなひなちゃんだよ?」
ミルラ「こんな子に暗黙の了解とか空気とか求めないで!」
魔女「ぐ、ぐぐぐ…」
ミルラ「さあさあ、早く一番高い魔法を持ってきてね」
ミルラ「噂では100000000モチくらいの魔法もあるって知っているのよ!」
ミルラ「ふふふ、ひなちゃんもこれで大魔法使いね!」
ひなた「あ、僕これにします」
ひなた「洗濯の魔法をください!」