表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/22

天界へ行く第5話


ガブリエルと言えば、旧約聖書『ダニエル書』にその名があらわれる天使。ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、キリスト教ではミカエル、ラファエルと共に三大天使の一人であると考えられている。 以上ウィ〇ペディ〇より引用。

ガブリエルが言う。


「さて、おっさん。俺と一緒に来い。ついでにラメエルと………えー、その、手下?」

「バイトの因幡です」

「そうか、じゃあ手下。お前も一緒に天界いくぞ」

「因幡です」


何だこの人、名前を覚えるほどの知能もないのだろうか。パワーバカタイプか。


「あれ〜、私も行けるんですか〜?」

「あぁ。神様に許可は得てる」


許可?どういうことだろう。俺は少し気になって聞いてみた。


「こいつは堕天使だろ?本来堕天使は許可がないと天界に行けねぇんだ」


なるほど。そのへんは俺が想像してた堕天使像と同じだ。


「じゃあおっさん。少し寝てろ」


ガブリエルはおっさんの首に手刀を入れ、気絶させた。手刀で気絶させる人ってほんとにいるんだな。


「あ、あの……私はどうすれば……」


後ろから捕まっていた女の子の困ったような声が聞こえた。

やっべ。すっかり忘れてた。


「えっと……とりあえず君の名前を……」

「あ、はい!私は双葉留美ふたば るみです!」


なるほど。この子は双葉さんって言うのか。同じ学校でも名前の知らない人っているよね。


「じゃあ〜、双葉さんもついてきましょう〜」

「えっ?私もですか?」

「はい〜。被害者も連れて来いと言われてますので〜」


なんかほんとに組織みたいだ。ちょっとカッコいいかもしれない。


「じゃあいくぞ。みんな目を閉じろ」


ガブリエルさんがそういったので、俺と双葉さんは目を閉じた。

三秒後。


「着いたぞ」


「はやっ!!やっぱりはやっ!!」

「えっ……?えっ……!?」


隣で双葉さんが凄い困惑してる。だろうね。

一日で2回もテレポートする機会があるとは、昨日までの俺なら予想もしなかっただろうな。


「さぁ〜。こちらが天界の門になります〜」


そう言われて、俺と双葉は後ろを振り向いた。そこには……


「……………わぁ………」


そこには全長10メートルくらいの天国の門がそびえ立っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ