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全財産をガチャに注ぎ込んだ結果、チームでハブられていた俺は成り上がる  作者: かわち乃梵天丸
第三章 商売をして大金持ちになったので、なんだかんだで村を作る
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届け物

 俺がBBBから引退して半年、知らない差出人からの大きな荷物が届いた。


 差出人は『佐伯京也』。


 知らない名前だった。


 俺はその荷物を開けた。


 エミュレーションサーバーと書かれた怪しげな機械とゲームのパッケージが入っていた。


 ゲームのパッケージは明らかに手作り感のあるプリンターで印刷した感じのラベルが挟まっている。


 そこにはイラストと共にこう大きく白地に黒文字でこう書いて有った。


『BBB:OFFLINE』


 BBBのオフライン版の様だ。


 BBBの名前は見たくも無く捨ててしまおうかと思ったが、パッケージに書かれた見慣れた顔のイラストに魅かれてプレイすることにした。


 俺はそれを説明書の通りにセットアップする。


 説明書の最後に手書きのメモが挟まれていた。


「サーバーからデータをサルベージして、レアパトロヌス『雪』を再現しました。ただし、一部データーが復元できなかったため、最後の日の記憶の一部のみ再現出来ませんでした。リアルに支障のない程度にお楽しみ下さい」


 後から知った事だが、データの復元は完全に出来たがあの最後の日の出来事はわざと削除したらしい。


 そしてゴーグルを掛け電源を入れた。


 ゲームを始めるといつもの部屋でいつもの懐かしい笑顔が出迎えてくれた。


「ご主人様、お待ちしていましたよ。今日は何処に冒険に行きましょうか?」


「今日は、お前と一緒にのんびりするぞ」


「やったー!」


「一緒に本でも読むか」


「はい!」


 俺は雪と居るこの時間が一番楽しい。

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