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全財産をガチャに注ぎ込んだ結果、チームでハブられていた俺は成り上がる  作者: かわち乃梵天丸
第一章 全財産をガチャに注ぎ込んだ結果、なんだかんだでトッププレイヤーになる
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不正検出

 俺達は死神の声に驚く。

 

 死神は雪を不正なプログラムとして断定した。

 

「なんでなのよ? なんで雪ちゃんが?」


「どうして雪が不正プログラムなんだ?」


「もしかしてガイヤ君、チート使ってる?」


「使うわけ無いし、使う必要もないし! 第一、高校生の俺がそんなコンピューターやチートの知識なんて持ってる訳がない!」


「そうよね。マッタリプレイしてるガイヤ君がチートなんてする訳がない」


 俺達は死神の言っている事が解らなかった。


 雪を不正プログラムとして断定した死神。


 だが不正なんてしてない事は俺が一番知っている。


 なんで雪が不正扱いされないといけないんだよ!


 死神は雪に向けて鎌を振り下ろす!


 大ぶりな鎌なのに凄まじい勢いで雪に迫る!


 そこに割って入るミキさん!


 腰を落としてその重い鎌を両手に持った短剣で受ける。


「くはっ! これはキツイよ。雪ちゃんすぐに逃げて!」


 鎌を受け止めたミキさんの短剣から激しい火花が散る!


「うわ! あり得ない位、重い攻撃だよ!」


 顔を歪めるミキさん。


 邪魔に入ったミキさんを睨む死神。


「BBB利用規約第24条9項により取り締りの妨害者を不正キャラクターと断定。不正キャラクターを抹消します」


 死神の鎌にどす黒い光が集中線の様に集まり怪しく光る。


 一撃で倒せなかったミキさんに向かってスキルアタックを仕掛けるつもりだ。


「これはとんでもない事になった!」


 狼狽えるミキさん。


「どうした?」


「この死神、即死技使ってくる気だ!」


「即死技かよ!」


 死神の鎌が振り下ろされる!


死亡決定(トーデス・エンシャイドン)!」


 大ぶりな鎌から素早い攻撃が放たれ衝撃波がミキさんを真っ二つに貫通する!


「ミキちゃん!」


 ヘブンの悲鳴が洞窟に響く!


 切られたはずのミキさんだがなぜか無事だった。


 服の中から焦げた身代わりの護符「神の護符(ガデス・ショーツ)」を取り出し地面へと叩き捨てるように捨てた。


 身代わりの護符を装備してたのかよ。


 あれ1枚100万ゴルダ位するんだろ?


 あんなもの使ってるなんてどんだけ金持ちなんだよ。


 スゲーな、おい。


「これを避けるのキツイね。おかげで残機ゼロになったよ。おまけに短剣もこのザマさ」


 鎌の攻撃を受けた2本の短剣は一瞬で破壊され使い物にならなくなっていた。


 攻撃を受けた切り口から侵食するかのようにテクスチャの粒子がこぼれ落ちてる。


 ミキさんは短剣を死神に投げつける様に捨てた。


「大丈夫?」


「大丈夫だよ……(ワンド)以外は。レアの短剣のカモフラまで付けてお気に入りのワンドだったのに! 抹消と言ってただけあって、あの攻撃を受けると一瞬でこの世界から消されるみたい! これは思った以上にキツイよ。絶対に雪ちゃんだけは守って!」


 雪があの攻撃を受けたら間違いなく死ぬ。


 そして蘇生に失敗したら……。


 いや抹消と言っていたから蘇生なんて事も出来ないかもしれない。


 それだけは避けねば!


「それにしてもなんで雪を狙ってくるんだ? 不正なんて一切してないぞ」


「たぶん、実装間もない雪ちゃんの情報が登録されてなくて、BOTと誤認識してるんだろうね」


「マジかよ? 運営のせいかよ!」


「もしやられたら、雪ちゃんはペットだから監獄送りにはならなくてこの場で消える可能性が高いわよ」


「冗談だろ?」


「冗談であって欲しいけど、さっきのテクスチャーやモデリングがグチャグチャになったワンドを見たでしょ? 雪ちゃんが消えてからじゃ遅いわよ! ここでヘブンちゃんと私で死神を足止めして時間を稼ぐから、雪ちゃんとガイヤ君は洞窟の外に逃げて!」


 新たな武器をインベントリから取り出して構えるミキさん。


 俺はこの場を二人に任せてこの場を立ち去る事にした。


「雪逃げるぞ!」


「はい!」


 俺はBOTのせいでとんでもないトラブルに巻き込まれてしまった。

 

 ミキさんに通報しろと言われたあの時に通報してBOTを消しておけば死神が来ることも無かった。

 

 俺はあの時通報しなかった事を心底悔やんだ。

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