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あんなの世界  作者: 天人
4/4

#3

女の子は背が小さいの


いつも前から1番目 小さい女の子の小さい背中


弟をおんぶして走った女の子


いつもは近くに感じる駅が遠かった


心の中で パパ パパ って祈ってた


転んでしまった女の子 でも背中の弟をかばったんだ


反動で起きてくれたから 手を握って一緒に走ったの


1台だけいてくれたタクシーに乗って 深夜病院に急いだ


病院に着いたら 親戚のおじさんが待ってって


急いで連れて行かれた 集中治療室


ドラマでみるようにパパの心臓マッサージしてたんだ


でも女の子と弟がきたの見て手をとめた 


ピーって音が響いたんだ 泣いてるママとお姉ちゃん


女の子はパパの顔から涙が流れるの見てた


人は死ぬとき最期に涙 流すんだね




闇の中はとっても深い


幼い頃に迷い込んで


オズの魔法使いみたいに


かかと3回鳴らして家に帰りたい・・・


って、アリスみたいに不思議な国から


抜け出せたらって


でも、女の子は天邪鬼で


大好きなパパが死んじゃった時


認めたくなくて・・・・笑ってみた


なんで笑ってるのって?


だって泣いたら本当になっちゃうじゃない。


でも・・・・決壊は崩壊して


涙の海になった


最期のお別れは・・・とっても悲しくて


こんな終わりは認めたくなくて


女の子は心の中で問いかけてる


現実は厳しくて


女の子はいつも逃げて


ママを困らせる


何度も泣かせてしまう


けどね・・・・女の子はどうしても自分の存在が


認めてもらえてないみたいで


何度も心をえぐられる


出会ったのは1曲の音楽


それは女の子のの宝物


暗闇の中の光・・・・キラキラ・・・音楽がなってるんだ


女の子は18歳で家を出てみた


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