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はじまり
あんなはどこにでもいる普通の女の子
でも、とっても悲しい女の子
あんなは、私
私は、あんな
あんなはね小学校までは普通の生活だったんだ
好きな男の子もいてね
でも、あんなは小心者だから好きって伝えられなくて見ているだけだったんだ
それでも幸せ
そう、ささいな事にでも幸せを感じるんだ
あんなは自分の気持ちに正直になれないから
家族とも喧嘩ばっかり
そして後悔するんだ でもね、それだけなの
ごめんなさいが言えないの
後から気づく・・・いつも、いつだって後悔するのにね
おバカなあんな。でも、一生懸命なの本当はとっても優しいの
だから壊れるのも早いのかもね
中学から高校まで悪いこと、いっぱいしたんだ
その罰なのかな・・・とっても重い罰
まだ、壊れたままのあんな
この叫びは届いてるかな 毎日起きると夢と現実が分からなくて
毎日がこわい 起きなければいいのかなって思っちゃう
ねえ あんなの体験・・・聞いてくれるかな
誰かの耳に届くといいな