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7話目 私だって地上に降りたい

エリアスin衛星軌道





言語の調査と同時に文化・技術力の調査も行っていたが、どうにも不可解を感じている。


いくつかの国と思われるものがあり、王政とおぼしきものをしいているのがほとんどである、


町並みや生活水準を見ると、地球で言うところの西暦の15世紀前後に近いといえる


交通は一般には徒歩と馬に似た動物、何種類かあるようだ。そしてそれに引かせている荷車などをつかっているようだった。


作物にしても栄養価が高いとはいえず、栄養失調が常になっている地域もあるようだ。


ある意味太古の地球文明を見ているかのようだった。




そして不可解と思われる原因を突き止めた、


思いもかけないことだった、特殊能力を持っている人間が数多く居るということだ。


特殊能力、地球圏では超能力として認識されている。


この文明のレベルでは、超能力と言うより魔法みたいに思ってしまうだろう。


ここでの人口比率は多分50:1以下だろうと推計される。


ものすごい高い確率で居るのではないだろうか。


能力的には小さな火をおこして家事に役立てるとか、小さな風をおこして庭掃除をやったりといったレベルである。


中にはもっと強力な力を持っている者もいるかもしれないが調査の範囲ではそれ以上のを見ることは無かった。


まぁ、どんなに力があっても所詮は人一人が作り出す力、限度があるだろう。


さて、この調査報告を司令に伝えないと。


今日も地上でノンビリ昼寝でもしているのかな。


そういえば地上に降りてから10日だ、たまには顔でも見に行こうかな。


そう考えながら降下準備をはじめた。


「ろぷす、あとをお願いできるかな」


「わかりました」こんな会話を交わしながら降りる準備をはじめた。






















タスクin地上宅





エリアスが降りてきた、どうしたんだ何かあったのかな?


小型艇から降りてきたエリアスに声をかけた


「ひさしぶり、どうしたんだ?」


「はい、いくつか調査報告のために来ました」


「それはわかるが、わざわざ降りてくるほどのことでもないだろうに」


「それはそうかもしれませんけど、私も地面に立ちたかったのですからいいじゃないですか」


なんともアンドロイドらしくないセリフが帰ってきた、ほんと人間と同じようなものだな。


「まぁいいか、中に入って報告を聞こうか」


「はい」


建物の外見はかなり豪華な邸宅といった感じだ、中身は超科学の材質でできていて1000年以上持つような素材だ、


衛星軌道にいるロプスと連絡がとれるように機材があり、周辺には防衛のため邸宅を中心にエネルギーシールドが張られている。


上空との行き来には、小型艇でも大丈夫なように誘導ビームとその保護シールドが展開できるようにこの10日間でできるようになっていた。




大広間でソファーに座りながら話を始めた。


「それでどうだった?」


「はい、この惑星の文明レベルですが、おおむね西暦の15世紀前後と似ています」


「数万年前と同じかー」


「しかし、地球とは違い特殊能力者が多いようです」


ちょっと驚いた。


「超能力みたいなものかな?」


「はい、そうです。まぁ特殊能力みたいな人が多いと文明の発展は遅くなりますよね。


何かを発明しなくても、ある程度のことはできてしまうわけですから」


「たしかにそうだな、『必要は発明の母』っていう古代からの言い伝えもあるくらいだ」


「そうですね」


その後言葉のキャッチボールのように会話が進んでいった。


20分ほど話が続き、口頭での報告が終わりに近づいてきた。


「他に重要なことは?」


「重要項目は以上です、あとは細かいことが多数あるのでそれを見ていただいて、解りにくいことを補足説明させていただくような感じです」


「そっか、わかったゆっくり見ていくよ。


それで言語についてなんだが、どうだ?」


「はい、それについては日常的な範囲では調査完了しています。


圧縮記憶注入できるよう準備はできていますが、ほんとに現地人と接触されるのですか?」


「そのつもりだよ、こんな果ての宇宙でもう二度と人間に会うことは無いと思っていたのに、思いもかけずこんなことになったのだから会わないなんて考えられない」


そうだよ!もったいない!心の中で強く叫んでいた。



















































投稿の仕方を間違っていたらしく昨日投稿したつもりができていませんでした。


2~3話以上書き溜めてから投稿しているので、昨日投稿できてなかったので4話以上たまってしまいました。


誤字脱字、感想あればお願いします。

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