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53話目 面談


ガルバジinガウスレバス市、ガウスレバス家の屋敷、冬始の月17日





冒険者ギルドの頭領が来ると家令から連絡を受けた。


冒険者ギルドの頭領は平民ではあるが、その影響力が大きく、騎士団や衛士などとの繋がりも強い。


基本的に政治には関わらないが、それでも無視できる存在ではない。


商業的なこともやっており、主に冒険者に関わる物についてはまず無いものは無いというほど扱っている。


「しかし、なんでまた冒険者ギルドの頭領が来ることになったのだ?」


「いえ、わかりません。申し訳ありません」私の疑問に家令頭のセバスが答える。


「いやいや、お前の責任ではあるまい。セバスが解らなければ誰もわからないであろう」


そんな会話を交わしていた。






午後になり頭領が訪れた。事前にどういった用件で来るか何も無かった。


応接室に通し話を始めた。


「はじめまして、ガルバジ・フォン・ガウスレバスです」私の挨拶に頭領も返してくれる。


「冒険者ギルドの頭領をやっているドミンゴです」


見たとおりの貫禄のある声だ。


「冒険者ギルドの頭領がこんなところまで来るなんてどうしたのですか?」


「そうですね、私がまだ現役だった頃は何回か来た事はあるんですが」


そんな感じで頭領が現役だったころの話を交え、昔のガウスレバス領の話に花が咲いた。









「そうでしたか、貴方が巡回診療を先代に勧めてくれたのですか」


「昔のことです、あのときのはそうでもしないと子供達が全員死んでしまうかもしれなかったですから」


「確かにそうですな、巡回診療のおかげであのあと助かった子供達が随分いたようです。いっとき治癒士不足で巡回が途絶えていましたが、腕のいい治癒士殿が来てくれたおかげでまた再開することができました」


「そうですか、治癒士不足だったのですか」


「そうだったんですよ」


「しかし良かったですね、治癒士殿が来てくれて」


「いやー、まったくその通りですな」


「治癒士と言えばタスクと言う方がこちらに居ると聞いたのですが」


「タスク殿ですか、彼の者が巡回している治癒士殿だが彼が何か?」


「ほう!そうだったのですか、実は今回こちらに来た理由と言うのがタスク殿のことなのです」









話は続きます。


短くて申し訳ありません。

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