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37話目 ガルバジの思惑

どうにか投稿です。


話としてはそれほど進展していません。

それでも少しずつ進めていきます。
























ガルバジinガウスレバス邸、パーティー会場内




ガルバジはセフォリアとコルレニウムの様子を窺っていた。


セフォリアははっきり言って行き遅れだ。


そんなセフォリアに年齢的に釣り合いがとれ、しかも政治的にもプラスになると考えればコルレニウム様がちょうど良い。


トバリオ侯爵様にも話をして、今日のパーティーに来ていただいたのだ。


トバリオ侯爵様にしてみればガウスレバス家と縁続きになってもさして得るものは無い。


ではどこと繋がれば得るものがあるかと言うと、かなり限られる。


それほどにトバリオ家の政治的権勢は絶大だ。


そして確実に得るものがある相手と言うと皇帝に繋がる者が考えられる。


しかし皇帝に連なる方々はほとんどが男子、女子は居ることはいるのだがまだ5歳になったばかりだ。

ということで、コルレニウム様と縁談を考えることができない。


そうなると自然、爵位持ちの娘に目が行くことになる。


コルレニウム様は中央で軍に在籍していたために、結婚もしておらず若干年齢が高い。


コルレニウムの年齢は26、この国で爵位持ちの家の長男で結婚してないのは珍しい。


しかし今回はこれを利用して、年齢もつりあう、領地も近く経済での協力ができるかもしれない、皇帝陛下に対しても不利になる家でもない、まあ名前も憶えて頂いているか疑問だが。

そういった理由でセフォリアとコルレニウム様の縁談をトバリオ家に持ちかけた。


トバリオ侯爵様は『コルレニウムに任せる、あれが気に入れば縁談の話を進めてもよい』と言ってくれた。


今日のパーティーの感じだと、双方共に嫌っているようには見えない。


トバリオ家に話を進めたいと報告しよう、そして一気にセフォリアの縁談を決めてしまいたい。


セフォリアも自分が結婚できるとは思ってもいなかっただろうから、喜ぶだろう。


しかもその相手が、コルレニウム様となればなおさらだ。


我ながらなんと良い縁談を考えたのだろう。


ガルバジは自分の考えに満足していた。





そしてパーティーの翌日にはセフォリアの病気が治ったと知れ渡っていった、それと同時にその美しさも広がっていった。


それにコルレニウムと親しげに話をして、なかなかいい雰囲気だったと…。





















シェフェイールアinガウスレバス邸自室、秋始の月7日





昨日のパーティーでお姉さまを気をつけて見ていたが、途中で変化があった。


病気を治療してくれたタスク様に声をかけられてからだ。


もしかしてお姉さま、タスク様が好きなのでは?


たしかに病気を治してくれた治癒士に、好意を持つというのは聞いたことがある。


実際治癒士の結婚相手は、もと患者が一番多いと聞いたことがある。


騎士団員の結婚相手は仕え先の侍女、一般的な魔術師の相手は師匠の娘もしくは幼馴染、鍛冶師は武器屋の娘、全部が全部ではないがそれでもその組み合わせが多いのは確からしい。


お姉さまも、病気を治してくれた治癒士に恋をしてしまったのかもしれない!


でも…、


お姉さまがいくらタスク様を好きになっても一緒になることはまず無いと思う。


タスク様がいくら優れた治癒士であっても、一介の治癒魔導士に過ぎないのだから。


もしかしたらお姉さまもそれを知っていて、私に好きな人は思い当たらないと言ったのかもしれない。


もしくは自分でも好きになってるのを気がついていないか…。


もうどうしよう!お姉さまを応援したいけど、でもハッピーエンドは考えられないし、どうしよう?


コイバナ大好きシェフェイールアは、話だけではあきたらず姉の恋を成就させる方法を考えはじめた。


まだそうだとも限らないのに。






















思った以上に仕事が忙しい。


27日夜と28日夜はそれなりに書けましたが、それでも思っていたのの半分くらい。


次の休みにはもっと書きます!



次話投稿については活動報告で。




そして感想等ありましたらよろしくお願いします。


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