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33話目 決意

本当はもう少し日数が欲しかったです。


仕事が忙しすぎて思ったように書けません&時間もとれません。


しかし、活動報告にも投稿を書いたので守ります!


どこかで妥協すると、たえず妥協しそうだからです。





ドラフレベロ帝国、中央領、中央学校内 秋始の月1日



ドラフレベロ帝国は隣国の中ではもっとも軍事力のある国である。


東西にのびる大陸の面積のうち、西の3分の1をしめる。


経済活動も活発で『帝国の中央で買えなければ、他に行くだけ無駄だ』と言われるほど手に入らないものは無いと言われている。


経済の中心、そして帝国の政治的中心、さらに学問の中心にもなっている。


中央学校には魔術科や経済科、政治科、哲学に神学、文学、美術などがあり、ほかにも多くの科が存在し、主に貴族や有力商人の子等が通っている。


そしてそこにガウスレバス家の2女、3人兄妹の末っ子が通っていた。


名前はシェフェイールア・フォン・ガウスレバスと言う。


家族や友達からはシェフェと呼ばれている。


「シェフェは今度の連休どうするの?」


シェフェの同室の子が聞いてくる。この学校は基本的には全寮制だ。


「一回領地に帰ろうと思ってるの」


「どうしたの?今まであんまり領地に帰るなんてこと無かったじゃない」


そうなのだ、シェフェはめったに領地に帰らない。学校に入って2年と半、帰ったのは1回きりだ。


たいていの子は最低でも1年のうちに2回は帰っている。


「お姉さまの病気が治ったって知らせがきたの、会ってお祝いを言いたいのよ」


「お姉さまって、あの皮膚がただれた…ゴメン、失礼だったわね」


「ううん、たしかにお姉さまの皮膚はただれてひどかったですもの。この国の貴族で知らない人なんていないもの」


「ごめんね」


「いいわよ、でもね、そのお姉さまの病気が綺麗に治ったって知らせが少し前にきたのよ。それでお姉さまに会いたいの」


「そうなんだ、じゃあ今度の連休は1人で寂しく過ごすわね」


「ごめんね、お土産持ってくるから」


シェフェは久しぶりに領地に帰る準備をし始めた。





















タスクinムーン3上のロプス艦内、秋始の月3日



今回は生きたまま捕獲することがきた。


調査もかなり確度の高い推論を出せるだろう。


生きているということもあり、地球圏とのやり取りでも思った以上に早く返事が帰ってきた。


そしてわかったことは、自分にとっては衝撃的だった。


宇宙生物の目的がほぼ確定した。


エネルギーだ、ワープをも行う生物なのだからエネルギーは欠かせない。


そんなときに俺の艦隊のエネルギーを察知したのだ。


そしてそのエネルギーを追ってこの恒星系に来たらしい。


そしていつも出現する恒星系だが、あそこの恒星が宇宙生物の一つの中継恒星になっているようなのだ。


たしかにあそこの恒星は他の恒星と比べても若干違う、その違いが宇宙生物の中継点足りえるのだろう。


であれば、恒星を破壊すれば問題は解決するのかと考えれば、そうもいかない、このブルーマーブル星から近すぎるのだ。


この宙域はある意味恒星系の密集宙域だ、下手に恒星を破壊すると連鎖反応でこの星にまで影響が出かねない。


では我々の艦隊がこの星を離れるとどうだろうか、結論から言えばそれもダメだ。


宇宙生物はこの恒星系を目標地点として認識してしまったので、我々が居なくなってもエネルギーを捜し求めてこの星を蹂躙するだけだ。


結局、俺があれにこの星を目標にさせてしまったのだ。


そしてこの報告の中にはもう一つ、捕獲した宇宙生物は仲間に通信を送っているので通信遮断を講じるべきだと。


すぐにそうしたが、すでに遅いだろう。


少なくともこの星が、俺のせいで蹂躙されるのを黙ってみていることはできない。


自分で蒔いてしまった種なのだから、宇宙生物からこの星とそこに住む人を守らないといけない。


俺が責任を持って対処しよう。


傍目にはそれほど固い決意は感じられないが、タスクは自分の心の中で誓っていた。





















今回は、自分で知らないうちに蒔いてしまった一番大きな種でした。


それに妹も出てきました、最初のうちはそれほど活躍しませんがそれなりに活躍させたいとは思っています。

それに、初めて国も名前も出てきました。

他にもいくつか国がありますし、人以外の国もあります。


今回はここまでということで。







次回の投稿は活動報告で。

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