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22話目 ガウスレバス市

とりあえず投稿です。


急いだのですが話はあまり進んでいません。




















タスクinガウスレバス家お膝元、ガウスレバス市 **夏終の月後半**





それぞれの村を回るには一度ガウスレバス市を経由しないと行けないらしい、村から村へ直接繋がる道はあるのだが危険が大きいと言う。


護衛がしっかりしていないと通って行く者はいないとのこと。


地理的にはガウスレバス家のお膝元の()を中心に放射状に配置されている。


今までいた村はコバタ村と呼ばれていてガウスレバス市から西に位置している、それぞれの村へは中心の市から1日ほどのところだ。


タスクは資料が送られてくる前にガウスレバス市へ向かった。届くのを待っているよりこちらから出向いたほうが少しでも早く村を回れると考えたからだ。


ガウスレバス家は市の中央に近いところに屋敷をかまえ回りと比べても一回りも二回りも大きさが違うのがわかる。


領地の中心の市だけあってかなり町は大きく、事前の調査で2万人以上いることがわかっている。


そして今はそんな中心地でガウスレバス家の屋敷にタスクが来たことを家令が伝えに行き、待たされているところだ。


少しして人がやってきた。


「お待たせしました、どうぞ中にお入り下さい」案内に出てきたのはカベルだった。


「これは久しぶりですね、カベルさん」


「そうですね、どうぞ」


屋敷の中は一流と言っていいのだろう、いくつかの装飾品が飾られていたが思ったよりその数は少なくどちらかと言うと質素と言っていい感じだった。


正門から歩くこと1~2分、廊下はまだまだ続いている、そんなところで急に立ち止まりカベルは一つのドアの前でとまりノックしだした。


目的地に着いたようだ。


「タスク殿をお連れしました」


「はいれ」中からガルバジの声が聞こえてきた。


中に入るとガルバジとセフォリア、それと見知らぬ人が2人いた。


応接室なのだろう思った以上に広くゆったりしたソファーが置かれている、ソファーと言っても地球圏で見るそれとはどうしても見劣りしてしまうが。


「よく来られたタスク殿、まさかこんなに早く来るとは思わなかった」


「はい、早く出ればそれだけそれぞれの村に行くのが早くできると思いやってきました」


「それは助かる、何年も村を回ってくれる治癒者が居なく困っていたものでな」


「お久しぶりですタスク様」セフォリアが声をかけてきた。


「お久しぶりです、と言っても前回から10日ほどしか経ってませんよ」


「そうでしたか?」


「はい」


「タスク殿、紹介する、こちらがガウスレバス家筆頭魔導士マウジリアと家令頭のセバスだ」


ガルバジが見知らぬ2人を紹介してくれた。


「筆頭魔導士マウジリアと申す、主に攻撃系をあつかっている」自己紹介してくれたマウジリアは身長170センチ以上、痩せ型で金髪、歳は20台半ばくらい、ぱっと見美男子と感じるが人を見下しそうな感じがする。


話し方も『俺のほうが優秀な魔導士だぞ』と意思表示している感じがする、魔導士と言う触れ込みで俺は来ているので対抗心があるんだろう。高圧的な感じがする。


「家令頭のセバスといいます」続けてセバスが自己紹介してきた、歳は50前後だろうか背は160センチほどで少し白髪が混じっている。体体型は中肉中背でがっちりしてはいないが太っている感じもしない。


「タスクと言います、よろしくお願いします」


自己紹介をすませ早速本題に入っていった。


「村を回る際に必要な資料をお願いしていましたが、いかがでしょうか?」


「あのような資料が必要だとは聞いたことがない」マウジリアが声をはさんだ。


「たしかに私も聞いたことはありませんが、それだけタスク殿が特殊な魔導士と言うことではありませんか」家令頭のセバスが言ってくる。


「そんなものが必要だとは、タスク殿はどんな治癒を行うのです?」マウジリアが突っかかってくるようなことを聞いてくる。


「まあ待て、タスク殿にはセフォリアの病を治してもらった。他にもコバタ村での村人数十人の病気も一晩で治してしまった。腕は確かだ、恩のあるタスク殿にあまり失礼なことは言わぬように」


「…わかりました、出すぎたことを言いました」


言葉は謝罪の言葉だが、態度は謝っているように感じない。


しかしガルバジは年の功だろう、それ以上は深く追求しなかった。


「ふむ、解ってくれてうれしく思うぞ。それでタスク殿、あれらの資料なのだがもう1日待って欲しい、今家臣等にまとめさせているところなのだ」


「わかりました、それでしたら今日のところは宿でもとって明日またお伺いします」


「ん?宿など取らずともよいぞ、今夜は当家に泊まっていけばよい」


「そうしてくださいタスク様」セフォリアも賛成してくる。


「よろしいのですか?」


「当然だろう、タスク殿は我が家臣で普段は他の村にいるに過ぎない。ガウスレバス家のお膝元に来た際、家臣は当主のところで滞在するのは普通のことだ。特別な理由が無い限りは遠慮する必要はない」


「そうなのですか、わかりましたそれでは今夜はここに」


「そうしてくれ、セフォリア、タスク殿を部屋に案内してくれ、お前も何か話したいことがあるのだろ?」


「はい、お父様、ありがとうございます」我々はセフォリア嬢に案内され部屋を出て行った。





















近々戦闘らしきものを出したいと思っています。


どんな戦闘になるか、もう考えていますがあまり楽しくは無いと思います。


1~3話以内にだそうと思っています。

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