14話目 協力依頼
取り急ぎ投稿です
タスクin第3衛星ロプス内
戦闘終了後24時間後には惑星に戻ってきた。
そういえばこの星を惑星としか呼んでいなかったな、地上の人々はまだ天動説が主流で地面が丸いものだと思われていない。
ただ地面としか呼ばれていないから星と言う概念が無い、この際俺がかってに何か呼び方を決めてしまおう。
そうだな・・・・・・・・・・・・・・・ブルーマーブル星にしよう、たしか数万年前に地球をそう呼んだ人がいたらしい。
「エリアス、この星の名前なんだがブルーマーブルと呼ぼうと思う、月については3つもあるんだから惑星に近いところからムーン1、ムーン2、ムーン3にしよう」
「なんだかブルーマーブルの呼び方と比べて手抜きって感じですね」
「ほっとけ!三つもあるとぽんぽん名前がでてこないよ」
「はいはいわかりました、それではそれぞれの名称を全艦に通達しておきます」
「ではムーン3上に建造施設を作って資源を他の惑星から集めてきてくれ、それで俺は少し休む、疲れた」
「わかりました」ちょっとあきれた感じのする言い方だ、仕方ないだろ俺は人間なんだから疲れるんだよ。
「それとブルーマーブルから直接見えないようにしろよ、まあわかっているだろけどな」
「はい」
7時間後、睡眠から覚め管制室に戻った。
エリアスが声をかけてきた。
「おはようございます、司令」
「おはよう、その後どうだ変化は?」
「はい、残骸の調査が進んでいます」
「それで?」
「はい、まず簡単に言いますとあれは生物です、それと内部には不明な器官もあります、それらがワープやエネルギー砲のようなもののエネルギー発生器官と発信機であると思われます」
「知能のようなものはあるだろうか?」
「はい、遺伝子と思われるものがあるようなので生物完全シミュレートでかなり解析できると思います。まあ遺伝子と言っても地球圏にいる生物やこの惑星、ブルーマーブルにいる炭素系生物とはかなり違いますが」
「炭素系生物とはってことは似ているものがあると言う事なのかな?」
「はい、似ているというか地球圏にはいませんが、ブルーマーブルに生息している珪素系生物に似ているところがあります」
「珪素系生物か、そういえばこのブルーマーブル星には居たんだったな、存在が仮定されていたが今まで確認されていなかったんだよな」
「はい、しかもあれは珪素系生物と若干の炭素系生物の特徴を備えているようです」
「初めてづくしのものが多いが大丈夫か?」
「難しいところがあると思われます、それで司令にお願いが」
「なんだ」
「地球圏に調査資料の分析協力を依頼できないでしょうか」
「そんなことか!わかった、通信を入れて協力してもらおう」今では地球圏に対するというより、スキウェル大将に対する反発心も以前ほどではないのですぐに了承の返事をした。
「ありがとうございます」
さっそく地球圏に通信を入れ協力を仰いだ。
「久しぶりだな、タスク君」スキウェル大将が画面に出てきた。
「お久しぶりです」2億光年飛ばされたあとに画面越しに怒鳴りあって以来だ。
「そちらどうだ、順調か?」あんまり心配もしてないような口ぶりだな、社交辞令がありありとわかる。
「はい、こちらは順調です、居住可能惑星も見つかりましたよ」
「は?まさかそんな星が?!!」かなり驚いている、それはそうだろう数十年かけても見つけられないのが当たり前だからだ。
「それに人類と呼べる人々も居住しています」
「え?そんなに進化したものまでいるのか!?」かなりこちらの状況に喰いついて来ている。
「はい、接触もしました、交流も始めてますよ」
「そんな・・・・・信じられん・・・」ノイズが入っている画面だが呆然としているのがわかる。
「そんなことはどうでもいいんですよ、それよりこちらで他に問題が発生しましてそちらの協力をいただきたいと思いまして」
「そんなことはどうでもいいって・・・大発見だぞ!!詳しく教えてくれ!」
「わかりました、それについてはのちほどデータを送ります」
「わかった!!!!!、そちらからの依頼については出来る限り協力する」スキウェル大将の専門分野からかけ離れているが、情報を早くよこせという興味津々なのがよく解る。
「助かります」
その後スキウェル大将の興奮を抑えるのが大変だった。
そしていろいろ話をした、地球圏での最近の情勢や動き、芸能ニュースなんかも少し話してくれた。まあ聞いたとしても聞くだけでまったく関係の無い話になってしまったのだが。
こちらからも個人的な要望を出したりした、地球圏にいるころは週刊誌(電子化されたものが一般的で紙媒体のものは高価だった)を読むのが好きで定期的に買っていた雑誌があったのだ、あれ以来読んでいないので雑誌データを送って欲しいとお願いした。
もしかして、こんな本をこちらで売ったら受けいれられるんじゃないだろうか、などと考えながら会話は続いていった。
売れるだろうが、羊皮紙文化だから使い勝手が悪いな、まぁなにか考えよう。
「それでは、こちらからデータを送りますのでよろしくお願いします」
「わかった、タスク君の発見したものはかなり貴重なものだ、一大センセーションを巻き起こすだろう」
「そうかもしれませんが、私が飛ばされたことは機密扱いじゃなかったのですか?」
「・・・・そうだったうっかり忘れていた、これほどの発見を秘密にしないといけないのか?!」
「まあ、そちらの事情はこちらではどうしようもありませんから、2億光年も離れていたらどうになりません」
「たしかにそうだ」
その後事務的なやり取りをして、今後は定期的な連絡を入れるということで回線を切った。
最近仕事で疲れがたまりまくりでなかなか書けません。
書きたいと思ってることはいっぱいあるのに文才無くて思うように書けません。
今も眠くてしかたりません。
1~3日以内に次話を投稿しようと考えています。
書き溜めがなかなかたまらない・・・・せいぜい2話分あるかないかくらい・・・・はぁ・・疲れた・・・・