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13話目 迎撃と簡易ベット

とりあえず投稿です


明日は早いのでおやすみなさい。


タスクin恒星系外周







この恒星系の最外周にあたる宙域には小惑星が10光秒にわたり群生しているところがいくつかある、これだけデブリが多ければ巨大なロプスでも十分に隠せる。


そして、再度出した偵察機がまた撃墜された。


今回はいくつか接触をしようと試み、すべて失敗に終わりそして最後に敵対すると考えられる思念波、もしくはテレパシーのようなものを観測した。


他にもいくつか思考らしきものを記録したのだが、断片的なものばかりではっきりとしたことはほとんどわからなかった。


唯一の結論は、向こうはこちらを排除しようとしていると言う事だけだった。


そしてそのときの観測情報からこちらの戦力だったらかなり小規模(それでも駆逐艦1隻以上)でも撃破できるだろうと推測された。


「敵対するものだということはほぼ間違いないな、さてどうしようか・・・・」


あの物体を消し去ることは簡単にできる。問題はその後だ、あんなものが単体単独で活動しているとは思えない。


同じようなものが居るはずだ、もしあんなものだけだったらいくら来ても排除できるが違うタイプのものが居るかもしれない。


「考えても仕方ない、あれを片付けないことにはどうにもならない。エリアス!」


「はい」


「巡洋艦2隻で迎撃にあたれ、この星系の10光年以内に近づけるな」


「わかりました」


2隻の船が発進していった、敵物体の捕獲が出来ればいいが多分無理だろう。


残骸を回収できるだけでも十分だ





その5時間後戦闘が始まった、距離がこちらから約41光年先だ。スクリーンに戦闘状況が表示されている。


敵は一体、基本的には包囲して攻撃をしかける、数機の自立思考型艦載機を出し包囲を縮めていくが距離はある程度とっておく。


エネルギー砲を防ぐためだ、艦には防御シールドがあるがそれでもどれほどの威力があるのかまだ未知数だ、慎重にしなければ。


生物からはエネルギー砲が先ほどから何発も発射されている、いくつか艦載機は落とされているが艦には効果がない、シールドで完璧にはじいている。


「敵の破壊後サンプルを持ち帰ること、頼むぞ」


巡洋艦の自立思考から返事が返ってくる


「わかりました」若干感情表現にかける話し方だ、戦闘艦の会話能力はロプスほど高くない。


「それにしても、送られてくる映像の、この生物はなんなんだ?」


それは地球にいるオケラに似ていて、頭に一角のツノをつけ足したような感じだ。


「そうですね、虫みたいですね」


「持ち帰ってきたら調べてくれ」


「はい、分析部署にまわしておきます」


もともと惑星改造をする艦隊なので星の分析、そこに生物がいた場合の分析、対人調査は得意ではないが現物やサンプルの一部がある場合の調査はある程度得意だったりする。専門機関の最新調査技術にはかなわないが。


急に関係ないことを思い出し口に出してしまった、「そういえば、地上でのお嬢様の治療方法についてはどうかな?」今まで完全に忘れていたことをエリアスに急に聞いた。


少し目を大きく開いた感じだが戸惑い無く返答が返ってきた「そうですね、簡易治療ベットを運びましょう、ここにある設備と比べると少し時間がかかりますがそれでもこちらの素性を知られるよりはいいはずです」


「たしかにそうだな・・・・」俺は同時に他のことも考えていた。(お嬢様の治療も考えなきゃいけないが、あの生物に対するこちらの防御体制も考えておかなければな。艦数を増やさないとダメだ、なんと言っても戦力は数が第一だからな)


「エリアス、戦力を補充しないといけないな、あの星で資源確保してできるか?」


「出来なくはないでしょうが、無理にあの星じゃなくても良いかと思います。他の星で資源確保して建造すればいいと思います、なんと言ってもあそこ以外には人が居ないので作業がしやすいですから」


「たしかにそうだ、資源確保はそれでいいが建造はどこで?あそこの星の第3衛星か?ロプスも普段はあそこにいるからそのほうが便利だとは思うが」


「はい、それがいいですね」


「ではそうしよう、ロプスもたのむ」


「はい、わかりました」


話をしているうちに画面が光り大きな爆発が映し出され戦闘は終わった、推測どおりあれくらいのものだったら少ない戦力でも十分撃退できることが解った。


残骸も全体の3分の2以上確保でき調査するには十分だ。


「戦闘終了しました、回収作業も完了、観測衛星を設置後帰投します」戦闘艦より通信が入ってきた。


「わかった、お疲れさま」


「ありがとうございます」戦闘艦にしては気の利いた返事が返ってきた、話し方は平坦だが。


「ではこの宙域にも監視衛星と中継ステーションを設置して戻ろう、無人砲台も設置できるか?」


「できなくはありませんが数が少ないです。全部放出しても5個も設置できません」


「それでも無いよりはいいだろう」


「わかりました、他にはなにか?」


「そうだな、ろぷすが言っていたあれが来た方向だが、最初にここにきた恒星系の方かららしい、それについても調査してくれ」


「わかりました」これについてはろぷすが返事を返してくれた。





















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