半額シールを愛するもの達
いつもの馴染みのスーパー。
貧乏学生の俺はいつも閉店間際に店に訪れる。そう、俺が求めているのものは、半額シールのついた商品。この時間帯に来る奴のほとんどは半額シールハンターだと思う……多分知らんけど。
おっと、危ない。半額シールはまだかまだかと、殺気を放ちながら待つハンターたち(およそ10人程度)の前を素通りするところだった。
いや~怖い怖いw。俺もまだまだ一流半額シールハンター失格だな。
そう。殺気を放つイコールそこにはまだ商品が残っていて、半額シールが張られていないということだ。そんなところを素通りしそうになるとは、まだ俺も甘いな。
俺もこのハンターたちとともに待つとするか、商品はおーー珍しいこの時間に唐揚げが残っているとは、だからみんなここで待っているのか。
おっ、いつもの半額シールを張るおじいさんがやって来た。みんな身構えている。
張った瞬間それが命(唐揚げ)を分かつ。
早く早く張ってほしいがおじいさんは、唐揚げを並べ直す。
パックがぐちゃぐちゃだと見栄えが悪いのは理解できるが、早く半額シールを張ってほしい。
ハンターたちが息をのむまだか、まだか、おじいさんが、半額シールを持ち商品につけようと、手を伸ばす。い、今だこの瞬間一流ハンターの俺は、もう獲物(唐揚げ)を狙って手が動きだす。俺に続くように続々と動きだす二流ハンターたち。い、いや違う俺と同じタイミングで動きだした奴がいた。こいつは、このスーパーでよく会う俺と同じ一流半額シールハンター名前は知らない。
こいつが来ていたとは、知らなかった。が関係ない唐揚げは5個以上残っている。スタートダッシュに成功した今、唐揚げは、GETしたも同然、すまない唐揚げを買えない他の人たち許してくれ。
この世は弱肉強食なんだ。
唐揚げGETだぜ~~
~~~~~~~~~~
え~な、なんで俺たち落ちてるんだ~~
きゃ~~~~。




