鬱屈とした部屋
鬱的な部屋に座る。
暗い部屋、この部屋には
誰も入らないでほしい。
楽しげな声が聞こえてくると
気分が萎えてくる。
誰かが仲がよくて
幸せそうなものを見ると
誰かを鬱にさせているのを知ってほしい。
キラキラとした笑顔が嫌い。
瞳を閉じる。
耳を閉じる。
口を閉じる。
生きろと急かす世界が嫌い。
ありのままが許されない社会が嫌い。
キラキラした笑顔なんてなくなればいい。
心が限界に達した。
ガラスがくだけ散る音、
唐突に鳴る扉、
赤い血に染まった鐘の音、
全部が嫌になって、
読めなくなった。
見れなくなった。
そんな、私はいない方がいい。