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7城塞都市オークテリア 1

大分間隔が開いてしまいました。間が空いた理由は、いいわけもうかばないほどなにもないです。一番ダメな奴です。やっと再開します。

確かに話しての納得させるのはかなり難しいから、説得の仕方だよね」



いやいや、そこじゃなく確かにそこも重要だが、3000万人一人一人に会うだけでも無理だろう。

スカルにも手伝わせて手分けして回るか、それでも無理。


「説得するには運命に抗うのと同じだからそれに見合うものが無いとね、初めは何と言っても恐怖、圧倒的な恐怖だよ」

「なんのことを言ってるんだよキュア、3000万だぞ一人一人になんて会えないだろ実際、って恐怖?」

「そう、お兄ちゃんがみんなの恐怖の対象になるの、それによって人類を支配し争いを止めさせるのよ」

「それってまるで魔王じゃん」

「それでもいいかも」

「良くないだろ、創造主が魔王兼務しちゃ」

「もしかして、スカルこの世界に魔王つくちゃってる?]

「魔王なんてそんな悪でしかないものを僕が設定するわけないじゃないですか!失礼な」

「どの口が言うって思うが、ほら見ろキュア恐怖の支配なんて魔王もどきの行為は却下だ」

「んも~っ、僕の話は途中なの最後まで聞いて」

「最後ってなんだ?」

「恐怖を与えた後に慈悲深いところを見せて魅了するのよ」

「そう罪を許し、奇跡によって善人も悪人も命を助け新しい生き方を提供するの。そうすればお兄ちゃんのもと殺戮は無意味みんな共存の道に進んでいくわ」

キュアはどんどん悦に言って、話している。見ていると何処かの教祖ってこうなんじゃないかと思えてきた。『こいつは駄目だな…』

俺は生前から、誰かの言いなりになるのは嫌なのだ。だから、常に反発してきた。なんでも疑ってきた。別にそれでも人の言う事、やってることをすべて間違っているとは思っている訳では無い。何も知らないただ泣き叫ぶ、おもちゃの前のガキじゃないのだ。自分が知らないで他者が知ってることの方が何倍も多いのは承知している。でも無防備に受け入れるようなことはしたくないのだ。せめて自分というフィルターを通したうえで新たなことは自分の中に加えたいのだ。要は物わかりの悪い変人である。それでもそれだからこそ、誰も気付かない常識、定説から詐術的なウソ、遺物を認識することが何度もあった。確かにこんな考え方をしていると生きにくい。人付き合いには足枷でしかなかった。だから、生前は作家家業を生業にしていたのかもしれない。そんな俺は、今のキュアを見てうさん臭く眺めていた。

「お兄ちゃん、ちゃんと聞いてるの?」

「ああ」

「それじゃ」

「却下だ」

「ええ~っ!」

「第一、チート能力はあまり使いたくないんだ」

キュアは目を丸くして、次第に眉間にしわを寄せ俺をにらんでくる。

「チートを使いたくないぃい~」

「そんなのに頼ったって、長続きしないよ、人の気持ちは変えられないだろ。第一、天罰みたいでまるで神みたいじゃないか」

「もうお兄ちゃんは、いっぱしの神様なんだよ!この世界じゃ」

もう、キュアには解ってしまった。これは無理だと。こうなったお兄ちゃんは決して考えを変える無理なんだと、少なくても今まで見てきたタイガはそういう性格だという解析結果がキュアは計算済みである。

「もうわかりましたよ、お兄ちゃんのやりたいようにしてください。僕は何があっても協力しますです」

そう言われても、これから先の行動は決まってないのだが、ふと、このかなり広い平野である戦場を見渡すと、四方には荷馬車が余裕で通れる街道が伸びている。この平野は交通の便で要所なのだろう、物流の要であり、裏を返せば、兵の運用も容易となる。それで此処が大軍による勢力がお互い雌雄を決する為の、戦場に選ばれたという事か。

「キュア、周辺の地図を出せないか?」

すると、地図は目の前にホログラフィックのように半透明で浮かび上がる。

「東の方に結構大きい街、いや都市か?この規模だと」

「これは城塞都市国家オークテリアですね、名前の通りオーク族が支配しているはずですが」

いつの間にスカルが落ち着いたのか、タイガに話し掛けてくる。

「オーク?前世のゲームじゃ、どう猛な魔物だけどなあ」

「この世界では亜人も人種枠になっているから、知性はほかの種族とほぼ同等だし、それでいて戦うとなったらオークのそれだから強兵で厄介だけどね」

今度はキュアがオークテリアの情報を話してきた。

「意外と交易が盛んで、一番多種族が多く共存していることも、ほかの国とは違っている点だね。オークはメスが極端に少ないから多種族のメスと荒廃してでないと種族は増やせないからね、それで多種族との垣根が低いらしい。それが交易をしやすくさせて、今の都市の規模まで大きくなったようね。それとなによりオークは強兵でちょっとやそこらじゃ攻略は無理らしいし、それぞれの国もあの都市国家が安定していないと経済的にかなりの痛手だから、絶妙なバランスが保てていて、中立的な立場にいるらしいよ」

「意外だな、オークが通商立国を保持しているなんて」

「でも、オーク族に商人は一人もいないらしいよ、まず全員が軍属で構成されている。あと、行政から外交まで多種族が運営しているらしいよ」

「ほう、なるほどって、やけに詳しいなキュア」

「まあね、さっきの戦場の兵士の死体の脳からなのマシーンを使って情報を仕入れたから、結構新鮮な脳が残っていたから、結構情報が集まったよ、お兄ちゃん聞きたい事があったら何でも聞いてね❤」

「…待て、という事は死体の脳を…」

「うん一度吸い出して、攪拌してそれをナノテクで新たに神経系統を再構築して脳を再生してから、色々聞きだしたんだ」

キュアの話を聞いてやっと落ち着いたスカルがうずくまって嗚咽を漏らしている、もう吐き出すものは胃に残っていないようでさっきよりも苦しそうだ。

「なんか聞き捨てならない事を聞いた気がするが、その脳に…聞いたって」

「うん、それぞれ機能する細胞を寄せ合わせる必要があったから、複数の脳みそを混ぜて攪拌したからね、聞き出す際には泣いたり、叫んだり、祈ったりでちょっと大変だったよ」

「キュア…今後それ禁止な」

キュアはなぜって顔をして、小首をかしげた。

俺たちは、とりあえずオークテリアに向かう事にした。比較的、人間も多く住んでいるらしいし、さまざまの種族の情報も集められるし、R指定じゃない方法で…」

R指定じゃないと自分では思ってつけていないんですけど、だって進撃の巨人(NHK)、鬼滅の刃などもっと過激だと思うし良いと思うんですけど、暖かい目で、広い心でよろしくお願いします。

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