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鈴木立花
いきなり変えました。
と言うか暫く鈴木立花視点で描きます。
さて、解除するか。
それにしても、本当にいないものなのか。
鈴音古書堂を開いた目的の人物が。
そう嘆いていると、[刻の華]を見なければならない時間になっていた。
僕は重い腰を上げ、[刻の華]の方に動き出した。
僕ーー鈴木立花は、この古書堂と[刻の華]の管理人だ。
古書堂は僕の権能で出している。
僕が古書堂を開いた目的は、[刻の華]を誰かに託す事だ。
託せる人に。
信頼されなかった僕が、信頼出来る人に。
長久手だったっけ?は、ある程度信頼出来そうだった。
少し、招き続けようか。
全ては、君の為に。