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天使との語らいと戯れ言。  作者: 覆原 ユウダイ
3/9

"The angel" keeps talking in high glee

マイナージャンルで、異世界ファンタジーの魔窟である「小説家になろう」で少しでも見てもらうためには、更新頻度を上げるしかないのかな、と思って初の2話更新です。








※今日の晩御飯は大きめのアジフライが安く買えたのでそれを食べました。美味しかったです。




 どうですか、ここまでの話は。私が天使だ、という確信は得られましたか?


え?

 私がどうやってここに来たのか、ですか?

   

      (少し間が空いて)


 何故、最初に尋ねるのが今の話の内容に関してでなく、私についてなのかの真意は図りかねますが、その質問の回答としては、


「奇跡は物事を超越するため、方法などは存在し得ない」というものになりますけど。


 え?意味が分からない?

いやいや、どちらかといえばそれはこちらの台詞ですよ?


 さっきから言っている通り、私は天使なんです。奇跡の象徴であり、この"私の存在そのもの"が、奇跡の存在証明。

 

その私に対して、「どうやって」という質問は正直、愚の骨頂と言わざるを得ません。


 方法や仕組みが分かっているなら、それは再現性がある=繰り返せる。それは全くもって"奇跡"では無いですよね。 

 

     

      (暫し沈黙)


 う〜ん、やはり、宗教的バックグランドが無いと、信じてもらうのには時間がかかりますよね。


 例え無宗教であっても、オカルトであったり、超常現象に対して親近感をお持ちの場合の人であればスムーズに行く場合も多いんですけど。




 やはり、「科学的に考えてあり得ない」という部分が、あなたが私を信じれない障害になっているのでしょうか。


 天使なんて宗教上の空想の産物。そんなものが存在するならとっくに見つかっているはずだ。

 そもそも人間の体に鳥類そっくりの大きな羽といった姿が、進化学的に不自然、……

といった感じで、理詰めで私の説明を受け入れようとしない方、いらっしゃるんですよね。


"あなた"のそのクールさも、もしかしたらそこに由来するのかも知れませんね。


でも、"あなた"は知っていますよね、科学は万能などでは無いことは。 

あなた達は「現時点での人類の知見のうち、大抵の人々の間で承認され、再現可能かつ体系的に整理されたもの」を"科学"と呼んでいるんです。


 遥か昔、後に医学の父と呼ばれるようになる程の人物でさえ、病気の正体を、悪い空気である「瘴気」というものが引き起こすと考え、しかもそれは長い年月に渡って信じ続けられていました。


 その間、「病気を引き起こす目に見えないくらい小さな生き物」なんて、空想上のものだった訳です。

当時の世の中に現代人の誰かがタイムスリップして、病原体の存在を声高に叫んだところで、


『馬鹿なのか?目に見えないほど小さい生き物なんているわけ無いだろ?だって見えないんだから。ハハッ』と一蹴されて終わりでしょう。



 つまり、何か現象が起こった際、

 

 「目で見ることが出来ない」

 「科学的に説明がつかない」


からといって、現象を否定する根拠にはならない、という事です。

 ただ単なるその時代の科学では解明されていないだけで、後には解決しているかもしれません。

 若しくは、人間には永久に捉えることが出来ない法則に則った現象が起きているのかもしれません。



 これで、「科学的におかしい」というハードルは超えることが出来たと思います。


   (微かな笑いのような息の音)



       大丈夫です。


"あなた"はもうすぐ、「今あなたが科学や自分の論理性に抱いている信頼」と同じ強度で、

「私という奇跡の存在」を信じることになります。










ここまで読んでいただきありがとう御座います。

読み辛いなどのご指摘、こうしたらサイトで目立つ等のアドバイスがありましたら改善に務めますので是非どうぞ。


まだ物語は始まったばかりですが、ここまで読んでくださった皆様がいることが「奇跡」です。


 


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