プロローグ.1
初めて物書きに挑戦します。右も左もわかりませんが、よろしくお願いします。
-チュンチョン
窓から朝日が差し込み、光を取り入れた部屋の主が目を覚ます。
「…ああ朝か」
一般的な学生、いや特徴を挙げるとすれば、派手なツンツンの、まるで一見見ればサボテンともい見えるような髪をした、少年が呟いた。
(確か昨日は部活があって、帰ってたら疲れたからか、そのまま寝たんだっけな…)
少年が心のうちでそう呟やき、ぐっーと背伸びをして、体を起こそうとすると
「竜く~ん、朝だよー、起きろ~」
少々気の抜けた声を出す少女…先程竜一と呼ばれた少年、天宮竜一と比べると、やや幼さを残したハーフの、髪を後ろでまとめた、俗にゆうポニーテールの少女が、竜一のお腹の上に突進してきた。
「ぐはっ…てて。おい花梨、起こしてくれるのは有り難いけど、突進はやめろ…」
竜一は、少々苦しそうな声で、花梨と呼ばれた少女-花梨・アントワネットに苦言をもらす。
「ほへ?だって竜くん、起こしてくも起きなかったんだもん。あっそれに時計みて~」
花梨にそう言われた竜一が慌てて時計を確認すると、時計は8に長針を指していた。
「あっやべ、マリアさんに怒られる」
「あー、ママ怖いもんね…」
竜一がもらした言葉に、花梨が同調すると、竜一は慌てて、階段を下り、リビングへと駆け込んだ。
「マリアさん、すいません…寝坊しました」
マリアと呼ばれた、長いかみを奇麗にまとめ、花梨の母というには、かなり若くみえる女性が
「あらあら、そんな怖がって竜一くん。いいのよ、寝坊くらい誰にでもあります。まぁ、それよりいつも言ってんですが、敬語はやめて欲しいといつもいってるでしょ」
マリアが、どこか凄みのある笑顔でそう言うと、竜一は少々困っように、頭をかきながら
「いや、まぁ居候させてもらってる身ですし。それに世話になってるんで、感謝してる相手に敬語なしってのは…」
竜一が少々照れたようにそう告げると
「子供なんですから遠慮しなくてもいいのに…まぁ、それより、早く身支度をして学校に行ってきなさい、遅刻するわよ」
マリアがそう告げると、竜一は急ぎ足で身支度を整え、リビングでTVを見ながら待っていた花梨に
「悪ぃ、花梨待たせた。」
「もう、起こしても起きないからだよー。お母さん行ってくるねー」
花梨に続き竜一も「行ってきます」と言うと、玄関を飛び出して、学校に向かった。
「行ってらっしゃい、二人共」
玄関で二人を見送ったマリアが、ふと空を見上げると
「今日はやけに雲がかかっいるわね…何も起きなければいいのだけど…ふふ、さすがにないかしら(あのウワサも気がかりではあるけけど、考えすぎよね)」
空にはなにか予感させるような、いつもより黒くみえる雲がかかっていた。
日常の崩壊まで4
あらすじとか正直思いつかなかったので、ちょくちょく変わるかも。
こんな駄文にお付き合い頂いた方ありがとうございます。