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1時限目 人類の敵

まさかリヴァプールが負けるなんて…

南無三!! 遅刻しそうだ。校則を守るのは生徒としての使命である。

「…通学途中に絡んでくるかね。」

"鬼"が出現した。

奴らは"基本的に"人類ほどの知能を持たない。

だが、奴らは高い戦闘能力を持ち、殺す気で来る。詰まるところ僕らの敵である。両親を殺された訳では無いから明確な恨みはないが、他人が殺されるのは正直胸糞悪い。

何故サッカーの話をしたかって、俺の能力がパスなんだ。

「太陽、頼んだよ。」

「alright 雄也。」

弓聖能力発動【貫通する弓矢】弓聖こと太陽の能力は放った矢を必ず相手に当てること。

「現在訓練中。上限5発」

「戦闘向きの能力じゃない俺よかマシだろう。」

「剣聖呼べばよかっただろうに。」

「アイツを呼ぶには数が少ないと思った。」

「間接的に俺が雑魚専って言いたいんだな、次来てやんねー。」

「さて、ウェストミンスターの鐘が鳴ったけどどうします?」

「俺は呼び出されただけだから…」


「3分遅刻だ。大幅に遅刻するか5分前に来るかどちらかにして欲しいよ。」

「すまん悠太。」 僕に遅刻を咎めている彼が先程言っていた剣聖である。1回斬ると複数回斬れるという汎用性の高い能力の持ち主だ。

「また"鬼"が出たの?最近多すぎない?」 彼女は詩音。一日に一度だけ100倍の威力の打撃を叩き込める傭兵。

そしてあそこにいる参謀っぽい人が軍神能力を持つ心晴。

先程僕は他人が殺されるのは胸糞が悪いと言ったが半分この人のために戦ってると言っても差し支えない。

「この時点で3分遅刻なら歩いて学校に言ってたら30分遅刻だよ。」彼は移動者能力を持つ遥斗。彼のおかげで学校へ一瞬で着く。

急いで教室へ向かったがまだHRは始まっていない。間に合ったようだ。

「5分前のチャイム聞いてから間に合うんだから遥斗の能力はチートじみてるよな。」

本鈴が鳴った。まだ陽キャギャル集団は後ろの方でスマホを弄っている。

「チャイム鳴ってんのに座んねぇ女はだいたいブス。」

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