小金持ち
加筆修正しました。
鑑定所を出て、大通りを歩いて行く。
名前のとおり道幅が、俺の住んでいた近くの、22メーター道路と同じ位幅がある。
通りに露店が並んで賑やかだ。露店は食べ物が中心で旨そうな匂いが、胃袋を刺激する。
早く魔石を金に替えよう。
冒険者ギルドはすぐに見つかった、隣に商業ギルド。シャルゲさんの話しだと、どちらも買い取りしてると言っていた。俺は、商業ギルドの扉を押して入り、カウンターの前に座る女性に声を掛けた。
「魔石の買い取りをお願いします」
「冒険者の方ですか?」
「いえ、ただの旅人です。冒険者だとまずいのですか?」
「商業ギルドと冒険者ギルドは、相互関係ですから、無用なトラブルを起こさないようにしてます。ですが、冒険者登録をしてない旅人の方なら、喜んで買い取らせて頂きます」
「良かった、この魔石の買い取りをお願いします」 魔法のウエストポーチから、森で狩ったゴブリンの魔石20個、レッドアイラビットの魔石5個、ビッグファングの魔石8個、オークの魔石10個を取り出した。ウエストポーチの中には、かなりの魔石が入っているけど、一度に沢山出すと怪しまれると思い自重した。
「鑑定するので、少々お待ち下さい」
女性が魔石を持ち席を離れ、しばらくすると戻ってきた。
「お待たせしました、ゴブリンの魔石一つが銀貨1枚、レッドアイラビットの魔石一つが銀貨2枚、ビッグファングの魔石一つが銀貨8枚、オークの魔石一つが金貨1枚です。全ての魔石を合計すると、金貨19枚と銀貨4枚です」
おおお!スゴイ!「それでお願いします」
お金を受け取り、ウエストポーチに入れる。
「これからもぜひ、当ギルドで買い取らせて下さい、私は、レーヴルと申します」
「こちらこそ、宜しくお願いします、俺はケンジといいます。」「それと、草原の止まり木と言う宿を知ってたら、教えて下さい」
「はい、草原の止まり木は、ギルドを出て、右に歩いて、一つ目のかどを右に曲がるとすぐです」
俺は、礼を言ってギルドを出た、お金も入ったし、宿を取ろう。暖かい食事とベッド、ウキウキ
して草原の止まり木に向かった。
この世界の貨幣
鉄貨1枚 十円
銅貨1枚 百円
銀貨1枚 千円
金貨1枚 一万円
白金貨1枚 十万円
大白金貨1枚 百万円
来週から週1〜2回の投稿になります。
宜しくお願い致します。