表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/84

全力全開

久しぶりに投稿しました。

最終話です。

 ケンジは自身とアグノラを中心として、創造魔法サンクチュアリを放った。

「周囲に結界を張るなんて、そんな事をしなくても、私は逃げないわよ?」

「結界を張ったのは、お前の為じゃない。俺とお前が戦うと周囲に被害が出るからだ」

「あら、お優しいことで」

 アグノラは、侮蔑した微笑を浮べた。

「俺は、お前と違ってこの世界が好き

 なんだよ」

「創造魔法重力200倍」

 アグノラの直上で発動した魔法は、体に届くことなく霧散した。

「創造魔法光の刃」

 アグノラに向かって放つも、尽く霧散してしまう。

「今度は私の番ね。瘴気よ、神の眷属を飲み込んでしまえ」

 瘴気が濁流となりケンジを襲う。

「ウィンドライド」

 風を纏って瘴気を躱す。

 このままだと不味いな。よく観察しろ、何か弱点がある筈だ。

 瘴気を躱しながら、観察していたら、ある事に気付いた。先程から、瘴気を使った攻撃しかしていない。

「……お前、瘴気しか使えないのか?」

「お前一人、瘴気だけで何とでもなる」

 アグノラが眉を顰めるのをケンジは見逃さなかった。

「そうか、なら試してやる。創造魔法セイントセイバー」

 剣を抜き刃に手を添えると刃が輝き出した。素早く、懐に潜り剣を振るった。

「ギヤャャャャ」

 初めてダメージを与えた一撃は、左肩から右腰にかけて致命傷になる袈裟斬りだった。

「お前は堕天したばかりで、力の使い方を知らない。お前が力を使いこなす前に討つ」

 ケンジは刃に手を添えた。刃は光を増し、眩くほど輝いた。

「おのれ、神の眷属が!!」

 アグノラは力を溜めて瘴気をを放つも、ケンジの輝く剣が、瘴気を斬り裂いてアグノラの体を穿いた。

「……あっ……こっ……ここまでなのか」

 アグノラは、消え入る様に呟いた後倒れた。アグノラの身体が塵になるのを見届けた後、ケンジは呟く。

「終わったな、堕天したばかり良かった。戦う時期が遅れていたら、俺が負けていたかもしれない」

 サンクチュアリを解いて、ケンジは歩き出した。これからも色々な事があるだろう。でも、俺はこの世界で生きていく、この世界で出会った家族と共に。



終わり







お付き合い頂きまして、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ