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ある冒険者の視点

本当に久々の投稿になります。

個人的な事で色々あり、精神的な余裕がありませんでした。細々ではありますが、更新していこうと思います。頻繁に更新は出来ませんが、1ヶ月に一回は更新しようと思います。(出来なかったらごめんなさい)

あっ、それと文字数も少ないです(汗)

 此処はプレリの街からそう離れてないダンジョン。つい最近になって発見された。ダンジョンの近くには、村……と言うより街が建設中だ。

 私達三人パーティー《三本の矢》 は、王都を中心に活動するBランク冒険者。新しいダンジョン発見の報を聞いて、探索にやってきた。

 発見されたばかりで、探索する冒険者もまだ少ないこのダンジョンは、富と名声を上げるにはもってこいだ。

 未踏破層を攻略しマッピングする。

 上手くいけばAランクに上がれるかも知れない。



「しかし歯応えがねーな」

 戦士職のシーグが両手剣を肩に担いで言う。

「魔物の数が少ないねー、張り合いがないわー」

 魔法職のアリサが気だるそうに伸びをした。

「うちは戦士職一枚、魔法職二枚の火力特化型のパーティーだけど、それにしても物足りないわね」

 このパーティー《三本の矢》 のリーダー、エリカが周囲を警戒しながら言う。



 エリカ達は朝からダンジョン攻略を始めて、三時間程で現在いる五階層にたどり着いた。その間、魔物と戦ったのは数回。一度に出て来る魔物は一体か二体、それも弱い魔物ばかり。王都でも噂になっていたミノタウロスも出て来ない。



「この分じゃマッピングしても、ランクアップの足掛かりにならねーかもな」

「本当、無駄足だったかもねー」

 シーグとアリサのテンションが目に見えて下がってきた。

「まだ五階層なんだから、その判断は早すぎるわ。この先も油断しないで進みましょう」

 そう言ったエリカだったが、自身も内心肩透かしの印象を拭えない。



「グゥモオオオオオオ!!」

「……!?」

「今の雄叫び、ミノタウロスじゃねーか?」

 シーグが肩に担いだ両手剣を前に構える。

「私達より先に潜った冒険者がいたみたいね。ミノタウロスはレベル70以上、もし手に余る様なら加勢するわよ!」

「オッシャ!」

「燃えるねー」

 さっきまで迄のテンションは何だったのか、シーグとアリサは俄然やる気を出してエリカに告げる。

「「急がないと置いてくよ」ぞ!」

「ちょっ、待ってよ!」

 走り出したシーグとアリサの後ろを

 エリカは追いかけた。



 エリカは前を走る二人を必死で追いかける。走るのは苦手だ。それでも何とか着いてこれるのは、二人が加減しているからだろう。

「コラッ、アリサ何で同じ魔法職なのに走るの速いのよ!」

「あたしとエリカじゃ鍛え方が違うからねー」

 後ろを振り返り余裕を見せるアリサ。その態度にカチンときたエリカは、体力を温存する事も忘れ猛追する。この後加勢するかも知れないのに。



 運が良いのか、それとも前で戦っている冒険者が狩ったばかりで湧いていないのか、とにかくエリカ達は魔物に会わず戦闘の現場にたどり着いた。

 


 シーグとアリサ立ち止まり、少し遅れてエリカが追いついた。エリカは息が上がり両手を膝について呼吸を整えながら二人に聞いた。

「ハァ、ハァ、ねぇどんな感じ?」

 少し間をおいてシーグが振り返らずに答えた。

「おい、やべーぞ」

 その言葉を聞いてエリカは上体を起こして前を見る。そこは円形になっていてダンジョンで言うところのボス部屋だった。







読んで下さりありがとうございました。

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