異世界です
加筆修正しました。
白く暖かい光が少しずつ消えて、代わりに風と土の匂いが顔をくすぐる。ゆっくり目を開けると、目の前には草原が広がっていた。右側に森がある。
いや〜来て良かったな〜異世界、まだ何もしてないけど。そうそうステータスステータス!
おお!賢者Lv15すげー!魔導師からのジョブチェンジって言ってたしな。魔法の使い方もなんとなく解る。頭で解ってる訳じゃなくて、この体に染み付いてるような、刻まれているような不思議な感覚。さぁ、それじゃレベル上げでもしますか。
しかし、この草原には魔物が居ないのか?
とりあえず、ラノベお約束の気配察知の魔法ないかな。佇む事5分、たぶんこれだ。
創造魔法ピンガー。創造神様のオマケとは、これの事だろう。異世界で初めて使う魔法にしては地味だが、ここは声に出して言おう。
「ピンガアァァァァァァ!!」
すると、俺の体から、魔力が波紋のように全周囲に流れた。そして右側の森近くまで伸びた魔力だけが、俺の元に帰ってきた。
「見つけた!」
緊張と不安と高揚感で心が一杯になりながら、俺は走り出した。
読んで下さりありがとうございました。
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