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森と魔法と家族

 森の中は、敷き詰めたかのように落ち葉が積もっていて、柔かい絨毯のを上を歩いているようだ。

 俺が先頭を歩き、フォート、アミ、シェリーの順で列を作る。


 ピンガーを放ち索敵する。近くに小さな反応が三つあり、みんなで近づく。


「みんな、よく聞いてくれ、ゴブリンが三体いる。俺がゴブリンの動きを止めるから、魔法で攻撃的してくれ。」 俺がそう告げるとシェリーが不安そうな顔で返事をする。


「でも私達、生活魔法しか使えないよ?」俺は三人の顔を見回す、三人とも緊張と不安が顔に出ている。


 俺は笑顔で三人を抱き締めた。

「大丈夫、これからみんなにファイア・ボールを教えるからね。俺がみんなに、魔法を掛けるから、そしたら使えるようになるからね。」


 三人を抱き締めながら、ピンガーを放ってると、こちらに近づいて来るのがわかった。三人をしゃがませ、様子を伺う。


 ゴブリンはまだ俺達に気づいてないらしい。俺は手を前に突き出し呪文を唱えた。


「ミドルアース・アンプ」

 ゴブリンの足下が泥沼に変わり、次々と動きを封じられてく。続けざまに三人に魔法を掛ける。

「グラントファイア・ボール」

 シェリーとフォートとアミの体が淡く光り出す。

「みんな、ファイア・ボールを唱えてゴブリンに打ち込め。」


「「「ファイア・ボール」」」

 三人の手から火玉が飛び、ゴブリンに着弾、一瞬で燃え上がり、後には魔石だけが泥沼に落ちていた。


「みんな良くやった、お疲れさま。」三人を抱き締め労った。

 シェリーとフォートは、放心状態で

 座り込み、アミは魔法を放った自身の手を見つめていた。


 こりゃぁ、少しショックが大き過ぎたかな?三人に休んでもらい、俺は落ちてる魔石を拾っていると、アミが近づいて来た。


「おとうさん、魔法ってカッコいいね!」にっこり笑って抱き付いた。

 やっぱり、アミは大物になりそうだ。




 

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