異世界のテンプレ
シェリーと子供達に、生活魔法を教えてから1週間、かなり上達した。三人は火と水の魔法を覚えて、宿の仕事が楽になったと喜んでいる。薪に火を点けるのが簡単になったし、井戸の水を汲み上げる事もない。ただし、三人の魔力量が足りない。 俺は、創造魔法で鑑定できる魔法を作った、アプレイズ。この魔法で鑑定した結果がこれだ。
シェリー
Lv.7
HP100
MP150
生活魔法 火、水
フォート
Lv.3
HP70
MP50
生活魔法 火、水
アミ
Lv.3
HP50
MP100
生活魔法 火、水
魔力量が圧倒的に足りない、しかも三人のHPを見て、物凄く不安になった。安全な街中とは言え、何が起こるか解らないのが異世界だ。俺は、三人の練習が終わるのを見計らって声をかけた。
「みんな、少し聞いて、みんなのレベルを上げようと思う。レベルが上がれば、魔力を使っても疲れないし、体力も上がるから、もし何かあった場合でも、自分で身を守れる。
明日の午後から、街の外に出て魔物を狩るけど、みんなに怪我はさせないから、俺を信じて着いてきて欲しい。」シェリーは、フォートとアミに話し掛けた。すると、アミが俺を見て。
「おとうさんの言う事は、信じます。」そう言って、腰に抱き付いた。
「僕も信じるよ、おとうさん。」
フォートも近づいて側に居る。
「私達は何処までも、あなたに付いて行きます。」鼻の奥がツーンとして、泣きそうになるのを、何とか堪えた。
「それじゃ、家族でレベル上げするぞ!」
「「「おおお!」」」




