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結婚式当日

 今日は朝から慌ただしい。シェリーのウェディングドレスが、昨日届いた、オークの魔石10個売ってあつらえた豪華なドレスだ。シェリーは、勿体ないとか恥ずかしいとか、言っていたが、絶対に似合うし、綺麗で可愛いシェリーを見たいと言ったら、顔を赤くして頷いてくれた。

俺の服は、皮のズボンと白いシャツにジャケット、平民には高いが、貴族には安い、目立ちたくない俺にはちょうど良い。子供達の服も買い揃えた、フォートの服は俺とサイズ違い、アミは白いワンピースでお腹の辺りにリボンが結んである。式が始まり、神様の前で、誓いのキスをした。式の後、マリーさんにキスをしてる時間が長かったから、舌でも入れていたのかと言われ、笑って首を振った。神様の前でそんな事しませんよ!


 教会を後にして、宿の食堂で細やかなパーティー。近所の人達が、食べ物と酒を持ち寄って参加した。酒を注がれ、酒を注ぎ、ほろ酔いになると、シェリーが来て、部屋に連れられ休まされ、酔いが覚める頃には、パーティーは終わり、集まっていた人達も帰った。


 そして今、俺はシェリーがタライに汲んだお湯に入り、背中を流してもらっている。お先にどうぞと言ったのに、首を縦に振らず、仕方ないので先に入る。だが、次は俺のターンだ。と思ったら、シェリーはタライに入り、自分で洗い、着替えてしまった。せめて拭くぐらいしたかったな。

 ベッドに座り、二人でハーブティーを飲む。シェリーは、左手の指輪を見て、幸せな笑みで俺の肩に寄り掛かる。カップをテーブル置かせ、ベッドに入る。


「シェリー、一生大切にする、愛してるよ。」

「ケンジ、私は一生あなたに尽くします、愛してるわ、あなた。」

 シェリーの潤んだ瞳を見て、堪らなく愛しくなり抱き締めて、長く深いキスをした。


 翌朝、少し腰がだるい俺は、隣で静な寝息をたててるシェリーを軽く抱き締めた。シェリーは、俺の胸に顔を埋めた後、俺の顔を見た。


「うふふ、もう1回する?」

 朝からめちゃめちゃしました。


 

やっと、タイトルに書いたお嫁さんが来てくれました。おめでとう、ケンジ。

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