神様からの贈り物
『久しぶりじゃな、ケンジ。」
「お久しぶりです、創造神様。」
「教会の壁画は、創造神様でしたか、かなり若く画かれてたから、分かりませんでした。」
『ほっほっほっ、ケンジの世界で言うデフォルメかの、マーケと言う名で呼ばんでいいぞ、あの名は、昔ワシを信仰してた者達が、勝手に着けた名前だからの、それが、今まで続いてるだけじゃ。創造神で良い。それとなケンジ、おめでとう。』
「ありがとうございます。創造神様にこの世界に連れて来て頂いて結婚出来ました。本当にありがとうございます。」俺は、素直に感謝の気持ちを述べた。
『良い良い、それよりケンジに渡す物があって来たんじゃ、ワシからの結婚祝いじゃ、受け取りなさい。』創造神様から、二つの指輪を手渡された。『この指輪は、ワシの加護が付与されとる、お前達を守ってくれるぞ』
感激のあまり言葉が出ない、何か言わなければいけないのに。
『そうじゃ、夢から覚めたら、ステータスを見ると良い、生活魔法を付けといたからの、結婚するのじゃから、使えた方が良い。』
「創造神様、ありがとうございます。また教会に会いに来ます」これだけで、精一杯だった。
『それではの。』
目が覚めると、テーブルの椅子に座ってる。寝る前の状態だ。違う点は、シェリーが椅子を持って来て横に座り、俺の前髪を弄ってる事だ。
「おはよう、良く眠れた?」
「どのくらい寝てた?」
「5分位かな、ごめんね起こしちゃって。」シェリーは、謝りつつも、髪を弄るのを止めない。
「いや、起きたのは、他の理由だよ。」不思議な顔をして、シェリーは俺を見てる。左の手のひらに硬い感触が、夢じゃなかったと実感する。
「シェリー、プレゼントがあるんだ。」そう言って指輪を出した。シェリーは一瞬顔を手で覆い、ゆっくりと左手を出した。薬指に嵌める時に手が震えた。
「ケンジの手は、私が嵌めるね。」シェリーに指輪を嵌めてもらい、長めのキスをした。
「ケンジありがとう」そう言って、抱きついてきたから抱き返す。少し体を離しシェリーは、ウィンクしながら言った。
「結婚式の前に、指輪の交換したゃったね。」
そうだったああああああ!!




