二児の父親になった
加筆修正しました。
森で襲われる騎士と貴族?を助けたわ良いけど、
魔石を拾わずに逃げたから、一錢の稼ぎにもなってない。気持ちを切り替え魔物を狩り、気づくと昼を回っていた。この分だと、子供達との約束を果たせないな。俺から言ったのに、申し訳ない気持ちだ。今から帰っても、間に合わないけど、帰ろう、帰って一言謝ろう。
俺はウィンドライドで森を抜けて、街まで戻った。宿に着き子供達を探す。子供達は、宿の裏庭にいた。裏庭の一角にシェリーがハーブを育てていて、そこに、フォートとアミはいた。ハーブを摘んでるようだ、近づいて声を掛ける。
「フォート、アミ、遅れてごめんね。二人が楽しみにしてたのに遅れてしまって、本当にごめん。」
「わかった、そのかわり、またお母さんと僕とアミを草原に連れて行ってね」
「ああ、約束する、四人で行こうな。」
二人に赦してもらい、庭のテーブルの椅子に座る。子供達を眺めてると、ポットを持ったシェリーが隣に座り、カップにハーブティーを注ぎ、渡した。」「ケンジ、お帰りなさい、お弁当は食べた?」そういわれ気づく、心に余裕がなかったと。「はは、忘れてた、此処で食べていいか?」
「ケンジがお弁当食べ忘れるなんて、何かあったの?」俺は森での出来事を話した。シェリーは黙って聞いていて、俺が話し終わると、柔らかい笑みで「良かった、ケンジが怪我しないで、無事に帰って来てくれて。ありがとう。」俺は、発作的にシェリーの手に触れた。
「結婚しよう、俺は、シェリーが好きだ、フォートとアミも大切にする。一緒に幸せになろう。」
シェリーは、返事は夜、仕事が終わってからにしたいと言って、席を離れた。夕食が済み、後は寝るだけになって、
部屋のベッドに寝転んでると、ドアをノックする音。「どうぞ」声を掛けると、シェリーが入ってきた。ベッドに座る俺の横に座り、俺を見て。
「ケンジ、ありがとう、凄く嬉しい。」
「俺こそ、ありがとう、シェリー」
「ケンジ、私を貰ってください」
シェリーを抱き締めキスして、そのままベッドに押し倒した。事を成した後、抱きあって寝た。
翌朝、マリーさんとフォートとアミに報告。
恥ずかしいけど、祝福され、幸せな1日になった。




