異世界ファーストキス
加筆修正しました。
今日は、シェリーとフォート、アミの四人で、街の外に出てピクニック。草原を渡る風が気持ちいい、昨日シェリーを誘ったら、二つ返事でOK。
家族仲良くピクニック!あっ、俺はまだ家族じゃないや。草原に魔物は、ほとんど居ない。
ピンガーを放ち、警戒はしてるけど、反応ゼロ。
森に入れば居るだろうけど、草原は快適そのもの。「ケンジ、お昼にしましょう」
「ああ、そうしよう」
俺が、ウェストポーチからマットを取り出して引くと、シェリーが座り食事の支度を始めた。なんか、良い雰囲気だな、
俺が見つめると、シェリーも笑顔で見つめ返す。
自然と手が伸び、シェリーの肩に触れる。
更に身を乗り出し、近づく寸前。
「「お昼まだ〜」」フォートとアミの合唱で、
良い雰囲気終了、少しガッカリ、けど、焦らずゆっくり築いて行こう。シェリーとフォートとアミの中に混ざって生きて行ければ、それで良い。
「うん、すぐに用意するね」シェリーは顔を赤くしながら、子供達に返事をする。
「お昼は、何かな〜」俺も笑顔で子供達と話す。
シェリーの作った物は、どれも美味しかった。
サンドイッチにスープ、肉を素挙げした物、
ソースに浸けて食べると絶品だった。
食休みした後、子供達とかくれんぼして遊んだ。
草原でしゃがむと、姿が隠れて見えないから、
ピンガーを使って見つけたのは秘密だ。
夕方、街に向かって歩き出す、俺とシェリーの前を、フォートとアミが手を繋いで歩いている。
シェリーが俺の手を繋ぎ、笑顔で言った。
「ケンジ、今日はありがとう、また連れて行ってね」シェリーの瞳を見たら、無意識に体が動いて、キスしてた。シェリーは、少しびっくりして、それでも唇を吸って応えてくれた。ゆっくりと唇を離し、手を繋いで帰った。
シェリーの唇の感触が、まだ残ってる、のんびりなんてしてられない。




