やっぱり人間的な生活って大事だよね
目標にしていた、累計1000PV
達成しました。拙い文章を読んで頂き有り難うございます。週末に1〜2回の投稿になりますが、
宜しくお願い致します。
加筆修正しました。
『草原の止まり木』 は、木で造られた西洋建築の三階建てで、落ち着いた雰囲気の宿に見えた。
扉を押し開いて中に入る。
「いらっしゃいませ、お食事ですか?それとも宿泊ですか?」
若い女性が聞いてくる、綺麗な栗色の髪を揺らしながら近づいてきた、ポニーテールが良く似合ってる。まあ、揺れているのは髪だけではないけど、なるべく、顔より下は見ないようにしないとな!俺は紳士だ。
「宿泊です、部屋は空いてますか?」
「はい、朝夕の食事が付き一泊銀貨7枚と銅貨5枚です。お湯は別料金で、銅貨5枚になります」
「それじゃ、1週間お願いします、俺はケンジといいます」
「私はシェリー、この宿の娘で食事を作ってるの、よろしくね」
俺は、金貨5枚と銀貨2枚、銅貨5枚を払った。
丁度昼時、ついでに腹も減ったから、食事を注文した。出てきたのは、ポトフのような肉と野菜が入ってるスープと白く丸いパン。
久しぶりに食べるまともな食事に、つい声が出ていた。「美味いな〜美味すぎるよ〜」
「ふふふ、そんな幸せそうに食べて貰えると、作ってる甲斐が有るわ」
「いや、本当に美味しい。シャルゲさんに、この宿を教えてもらって本当良かった」
「シャルゲさんの知り合いなの?」
俺は今朝の出来事を話した。
「シャルゲさんの魚は夕食のメニューに入るから、期待してね」
そう言って、笑顔で話す彼女に、俺は目を離す事が出来ずにいた。食事の後、鍵を渡され部屋に入る。ローブやショートソードを、ウエストポーチに仕舞い、ベッドに座る。
俺、恋しちゃったかも。




