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第78話 メンバーが決まった

 マイちゃん達が出て行った後、少しすると凄い派手な破壊音が聞こえて来た。

 あまりに大きいのでガス抜きの枠を超えているのでは?と思ったが。

「派手にやってるな」

「あの二人。転生する前から仲が悪かったからね~。むしろ、どうしてあんなに仲が悪いんだろうと思ったわ」

「ふん。あの二人は独占欲が強いからな。仕方がない」

「そう言うチャンチャンは?」

「その呼び方を止めろと何時も言っているだろう。まぁ、わたしはちゃんと報告するのであれば愛人ぐらいなら何人いてもいいぞ」

「良いの?」

「言う必要もないからな。それにわたしの父も愛人ならそれなりに居たからな」

「その話、初耳なんだけど⁉」

 子供の頃から何度も会った事があるけど、そんな浮気をするような人に見えないんだけど。

「ちなみ、わたしには腹違いの兄と弟が一人ずついるぞ。妹と姉はわたしがこの世界に来る前には居なかったなが、あの父の事だ。隠しているだけでいるかもな」

「ええ~。良くオバサン許してるね?」

 思わずユエの母親の事を思い出す。

 結婚する前は映画に出演する女優をしていたと言っていた。それだから、凄い美人であった。

 母親よ同い年なのに、何故か全然、そう見えなかった。

 十歳若く見えたな。

 見た目はキツそうだけど、話して見ると御淑やかな性格の人だったな。

「父は『浮気は男の甲斐性』と言っていたからな。母も浮気は許しているが子供が出来たら締めているぞ」

 それを訊いてユエの家がちょっと怖くなった。

「まぁ、わたしの家の事はどうでも良い。リウイ。誰を連れて行くんだ?」

「ああ、うん。そうだね」

 頭の中で誰を連れて行くか考えた。

 ティナは多分、マイちゃん達と揉めるから却下。

 アマルティアも同じ理由で却下。

 ソフィーは店の事を任せたいから駄目。シャリュも同じ理由で駄目。

 他の人達も店の生産物やら猟をするから駄目だな。

 それで連れて行けるのは。

「・・・・・・アリアンだけだな」

 考えに考えた結果、アリアンしかいないという結論になった。

「誰だ? それ?」

「ああ~、うん。人の姿になる事が出来る魔獣だね」

「魔獣を飼っているのか?」

「正確に言えば契約していると言った方がいいね」

「契約? ああ、お前は転生した影響で魔法が使えないのか」

「そうだね。故郷で出会って話をしたら馬が合ってそれで契約しただけだよ」

「わたしは会った事がないのだが?」

「ああ、あまり連れて歩かないからね。丁度いいから、挨拶がてら話に行こうか」

「わたしも行って良い?」

「別に良いよ」

 という訳で僕達はアリアンの部屋へと向かった。

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