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第54話 そう言えば、捕虜の扱いってどうなんだろう?

 掃討戦が行われ、銃撃からかろじて生き残った者達は皆、降伏を選んだ。

 当然だ。自分達の持っている武具よりも長い射程を持ち威力も高く、魔法よりも早く攻撃できるのが分かった時点で降伏しないほうが可笑しい。

 で、生き残ったのは全部で千ちょっとしか居なかった。

 あれだけの銃撃を受けて、それだけ生き残れるのだから大したものだ。

 生き残った人達は皆、意気消沈した顔で一箇所に集められている。

(そう言えば、この世界の捕虜の待遇はどうなっているのだろう?)

 聞いていなかった事を思い出して、僕はエリザさんの所に行く。

 ザク、ザクザク。

 僕が地面を歩く音が響くと、その後に続いて。

 ザクザクザク(×四)

 四つの足音が聞こえる。

 振り返ると、そこにはマイちゃん達が居た。

「何か用?」

「「「「何処に行くのかなと思って着いてきた(の)」」」」

 四人そろって同じことを言われ、僕は溜め息を吐いた。

「別に大した用じゃないよ。訊いたら直ぐに戻るつもりだったし」

「で、何処に行くの?」

「エリザさんの所」

 僕がそう言うと、四人共嫌そうな顔をした。

 口は悪いけど、良い人なんだけどな?

「ノッ君、行かないと駄目?」

「うん、行かないと分からないから」

「別に後でも良いと思うけど」

「いや、今の内に聞いておこうと思って」

「そんなの向こうが、こっちに来た時に聞けば良いだろう」

「いつ来るか分からないのに?」

 何でだろう。何でマイちゃん達が僕をエリザさんの所に行かせるの嫌なのだろう?

「ねぇねぇ、イノッチ」

「なに? 村松さん」

「どうしても今じゃないと駄目?」

「うん、そうなんだ」

「あたしも暇だから、付いて行っても良い?」

「うん、良いよ」

「やった」

 村松さんは嬉しそうに笑う。

「あ、あああたしも着いて行っても良いよね? ね?」

「わたしも暇だから良いかな?」

「無論、わたしが付いて来ても問題ないだろう。なぁ、ノブ?」

「あ、ああ、良いよ」

 何か突然、一緒に行きたいと言い出してきた。

 よく分からないけど、まぁいっか。

 僕達は、魔法師団の本陣が有る所に向かう。

 本陣に着くと、見張りの兵がいたので、僕達が団長に取り次いで欲しいと頼んだ。

 最初は胡散臭そうな顔で僕達を見ていたけど、マイちゃん達の顔を見て怯えだした。

 そして「す、直ぐに、と、取り次ぎますので、し、しょうしょう、お待ちを」と言って陣の中に走って行ってしまった。

 別にそんなに急がなくても良いのだけどと思いながら、僕達は待った。

(それにしても、さっきの兵士の人、マイちゃん達を見てすっごい怯えていたけど、何かしたのかな?)

 この前の食堂での一件が尾を引いているのか?

 でも、あの騒動の被害は主にクラスメート達だって言っていたけど、巻き込まれたのかな?

 その騒動を知ったのは次の日だった。

 僕はそれを聞いて、流石にマイちゃん達を注意した。

 その時、皆すっごい反省しているように見えたので、それ以上追及はしなかった。

 騒動の原因は何なのかと訊くと、四人共『口が悪いクラスメート達に注意したら、ああなった』と言うのだ。

 どう考えても、それは有り得ないだろう。

 四人に聞いても、無意味だと思った僕は、その騒動の被害者に何が原因だったのか尋ねたが。

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』

 皆口を揃えてこういうのだ。

 結局、この件は騒動で壊れた食堂を四人で直す事で手打ちになった。

 その時の食堂の直しに僕も手伝ったが、また凄い壊れ方だった。

 椅子とテーブルの折れてあたりに散乱しているし、壁や天井には何かで抉った後が沢山あった。

 これはお説教したほうが良いかなと思ったが、原因が分からないとお説教も出来ないと分かり、僕は溜め息を吐きながら、食堂の直しを手伝う。

 物思いにふけていたら、見張りの兵が戻ってきた。

 カドモスさんを連れて。

「これは皆様方、何か御用で?」

「いえ、ちょっと聞きたい事がありまして」

 僕が続けて話そうとしたら、服の袖が引っ張られた。

 顔を向けると、マイちゃんが僕の袖を掴んでいる。

「どうかした。マイちゃん?」

「ねぇ、聞きたい事なら、この人でも良いんじゃない」

 確かに、そうだな。

 別に捕虜扱いを聞きに来ただけだから、別にエリザさんじゃなくても良いのだ。

 今は仕事中だから忙しいだろうし。

 そう思っていたら、ユエ達がマイちゃんに向かって、親指を立てていた。

 マイちゃんも何故か親指を立てる。

「イノータ殿?」

「ああ、すいません。ちょっと聞きたい事がありまして来たんですが。今良いですか?」

「ええ、いいですよ。どうぞ、中へ」

 カドモスさんがそう言うと、見張りの兵士の人が避けて中に入れるようにしてくれた。

 僕達はカドモスさんの案内で本陣に入った。

 柵の中には、陣幕が掛かっていたり兵士の人達が忙しそうに走っている。

 兵士達が僕達を見て小声で「あれって不可触の鬼姫達じゃないか?」「ああ、間違いない」「何で、ここに来たんだ?」と話している。

 マイちゃん達はその話を聞いて、顔を赤くする。

(恥ずかしい事をしたからなぁ~仕方がないね)

「イノータ殿、何か言いましたか?」

「いえ、それで僕達は何処に連れて行かれているのですか?」

「今向かっているのは師団長がおられる所です」

「エリザさんの所ですか。仕事の邪魔じゃあないですか?」

「それが師団長が、イノータ殿を御呼びでして」

「僕をですか?」

「ええ、丁度御呼びしようと思っていたら来ましたので、入れ違いにならず良かったです」

 エリザさんは僕に何の用だろう?

「「「「っち‼」」」」

 あれ? 後ろから凄い舌打ちが聞こえて来たぞ。

 肩越しに振り返ると、四人共、笑顔だった。

 今の舌打ちは誰がしたのだろう?

「ここです」

 カドモスさんの案内で、大きい陣幕の前に着いた。

「師団長閣下、イノータ殿方を連れて来ました」

「入りなさい」

 カドモスさんが先に入ったので、僕達もその後に続いた。

 エリザさんは椅子に座りながら、地図を見ている。

 地図を見ていた目を、僕達に向けた。

「さっき呼ぶように言ったけど、随分と早いわね。子豚も機敏になったのかしら?」

「いえ、偶々です」

 僕は話しながら、適当な所にある椅子に座る。

 マイちゃん達は勝手に椅子に座りだす。

「カドモスもご苦労様、もう下がっていいわ」

「はっ、では失礼いたします」

 カドモスさんが一礼して、陣から出て行った。

 エリザさんはカドモスさんを見送ると、僕に顔を向けた。

「子豚、身体の調子はどう?」

「特に問題ないです」

「そっ、気分が悪くなったら言いなさいね。それと子豚たちのお仲間には気分が悪くなった者は居る?」

「それなりにいます」

「後で、精神安定剤を送るから、それを飲んで気持ちを落ち着けさせなさい」

「分かりました」

「それで、子豚達は何の用で来たの?」

「ああ、それはですね」

「伝令、伝令!」

 僕が話そうとしたら、陣幕の前に叫ぶ兵士が入って来た。

「何事?」

「はっ、付近で掃討戦を行なっている。第四部隊からの伝令です」

「第四部隊? それは後方に居る一万程の兵が居る所に向かった部隊ね。増援要請かしら?」

「いえ、敵一万が降伏してきましたので、報告に参りました」

「何ですって⁉」

 一万の兵が降伏? こちらの戦闘を見て恐怖したのだろうか。

「それで、その敵兵はどうしているの?」

「特に抵抗らしい抵抗はしていないので、隊長が武器を取り上げて一箇所に纏めております。どうしたらいいか判断に困り、自分が伝令に参りました」

「・・・・・・・とりあえず、捕虜を連れて本陣まで来なさい」

「はっ、承知しました」

 伝令の人はそう言って、足早に去っていく。

「撤退したと思っていたけど、まだ後方にいたのね」

 一万って数にしてみたらかなりの人数だ。対処を間違えれば大変な事になる。

 僕は如何するのか。エリザさんの手腕に期待した。


  数時間後。

 第四部隊の人達が、捕虜にした猫人族一万を連れて本陣にやってきた。

 人馬族は本陣に来るときに、ちらっと見た。まんま、ケンタウロスだった。

 なので、連れて来た猫人族はどんななのか興味があって、僕は猫人族達がエリザさん達と共に向かう。

「別に付いて来ても面白い事はないわよ。そんなのに付いて来るなんて、物好きね」

「すいません。猫人族ってどんななのか気になって」

「そう、好きにしなさい」

 エリザさんはその後は何も言わず歩いて行ったので、僕達も後に付いて行く。

 少し歩いたら、人だかりが出来ていた。

 多分、そこに連れて来た捕虜が居るのだろう。

 人だかりは僕達と言うかエリゼさんに気付くと、まるで映画であった海が分かれるかの様に、綺麗に道が出来た。

 エリザさんはそれを見ても何も言わず、その道を歩くので、僕達もその後に続く。

 その道の先にあったものを見て、僕は絶句した。

 何人かに分かれて、地面に座らされその周りを人で囲んでいる。

 その囲みの中に居たのは、猫だった。

 正確に言えば、人の服を着た猫が居た。

 人間のようにに座る事が出来る所を見ると、二足歩行のようだ。

 更に驚いたのは、その毛並だ。

 普通の動物の様に、モフモフした毛並だ。

 ――その毛でゆくまでモフモフしたい。

 ――その毛で覆われている耳をにぎにぎしたい。

 ――その手の中にある肉球を押して癒されたい。

 ――その毛並に頬ずりしたい。

 と思ってしまった。

 それによく見ると、頭の上に猫の耳があるが尻尾が無くて人間そっくりの人も居れば、よく漫画とかで出て来る猫耳と尻尾を持っている人も居た。

 その人達には肉球があるのだろうかと思い、じ~っと見ていたら、ユエが後頭部を叩かれた。

「痛いな、何も叩かなくてもいいじゃないか」

「凝視しすぎだ。向こうが怖がっているぞ」

 言われて見てみたら、猫人達が耳をペタンと垂れ下げながら、怯えたように見ている。

 コホン。珍しい物を見たせいか、目に力を込めすぎた。

「ところで、エリザさんは?」

「あの女なら、あそこで話しているよ」

 マイちゃんが指差した先には、エリザさんが部下の人達と話している最中だった。

 失礼な事だが、僕は話の内容が気になり盗み聞きする。

「ですので、この者達を連れて王都まで凱旋できる程の兵糧はありません」

「そう、じゃあこの者達はどうしたらいいかしら?」

「連れていけない以上、殺すしかないと思います」

 何ですと⁉ この超絶可愛いプリティーキュートなモフモフ集団を殺すですと⁉

 そんな事は、神が許しても僕は許しません!

 この魂に賭けて!

 僕は話している中に強引に割り込む。

「お話し中失礼します。僕の話を聞いてもらえますか」

「子豚?」

「無礼だぞ。貴様、今はわたしが師団長閣下とお話している最中だというのに」

「それは分かっているのですが、そこを曲げてどうか。僕の話しを聞いて頂けないでしょうか」

 僕がそう言っても、部下の人は何か言おうと口を開きかけたが、エリザさんが手で制した。

「師団長閣下」

「子豚が話したい事があると言うのだから、聞かせてもらおうかしら。それで納得できなかったら、こちらで好きにさせてもらうからね」

「・・・・・・・分かりました」

「それで、子豚が言いたい事って、この猫人族達の処遇でしょう」

「はい、その通りです」

「子豚はどうしたいの?」

「率直に言えば、解放すべきです」

「「はぁっ⁉」」

 エリザさんと部下の人は驚いた顔をしている。

「はぁ~、やっぱりか。そう言うと思った」

「だな。わたしもそう言うと思っていたぞ」

「? どうゆう事?」

「わたしも分からないのだけど?」

「ほぅ、村松はまだ付き合いが浅いから知らないくても不思議ではないが、お前まで知らないとは驚きだぞ。椎名」

「・・・・・・わたしだって、猪田君の全てを知っている訳ではないわ」

「そうかそうか、お前の悪趣味でも知らない事があったのか、これは傑作だ」

「・・・・・・張さん、やっぱり今度キッチリと決着をつけようね。なんなら、今ここでもいいけど」

「望む所と言いたい所だが、ここではノブが居るからな、ノブが居ない所で決着をつけようじゃないか」

「そうね」

 今にも喧嘩しそうだったけど、直ぐに冷静になった二人は落ち着きだす。

「子豚、どうして解放した方が良いか説明しなさい」

「ああ、すいません。その説明をしますね」

 僕は二人に意識を向けていたら、エリザさんに叱責された。

 どうも、あの二人は相性が悪いな、今度から注意しておこう。

 そんな事を考えて、直ぐに頭の隅に追いやり、僕は話を続ける。

「ここで敵の捕虜を解放したら、三つ利があるからです」

「三つの利」

「そうです。まず一つは、ここで猫人族達にカリをつくる事が出来ます」

「カリね。そんなものをつくってどうするの?」

「この先、獣人族と講和を結びたい場合、仲介役を任せる事が出来ます」

「講和ね。確かに、今回にみたいに多方面から攻められる事にならないようにするには良い手ね」

「二つ目は、今回の戦で起きた事を伝える為です」

「? 別に伝えなくても、負けた事が分かれば十分でしょう?」

「それが分かっても、獣人族側が隠蔽したらどうしますか?」

「あっ」

「隠蔽されても、戦で起きた事を事細やかに話せる人が居たら、獣人族も隠蔽も出来ないでしょう」

「確かにそうね」

「そして、三つ目、いたずらに民心を煽らない為です」

「民心を煽らないって、戦争をしている時点で、それは難しいでしょう」

「確かにそうかもしれませんが、でも戦争が終わった後で捕虜を虐殺したら、余計に獣人族の民心を煽りますよ」

「そうなの?」

「仮の話ですが、人間族が戦に負けて大量の捕虜になりました。勝った敵は捕虜など無用と言い、捕虜を全員虐殺しました」

「惨いけど、戦争中ではよくある話ね」

「でも、その捕虜を虐殺された話を聞いて、怒りを覚えませんでしたか?」

「それは覚えるでしょう。・・・・・・ああ、そういう事ね」

「捕虜を虐殺したなんて話を聞いたら、誰でも惨いと思いながら怒りを抱きますよね」

「そうね。そして、その怒りの矛先は勝った敵に向くわね」

「ええ、そうしたら講和を結ぶことも難しくなります」

「別に獣人族にはそうしても、他の部族にはしなかったら問題ないんじゃない?」

「人の口に戸は立てられないと、僕の国の諺であります。人の口から口に伝わって、余計に誇張されて引くに引けない泥沼のような戦争が起こるかもしれませんよ」

「むぅ、確かにそうね」

「ですので、捕虜を解放すべきです」

「一万の捕虜を解放したら、野党や盗賊になるかもしれないわ」

「じゃあ、国境付近で解放したらどうですか。武器は剣だけ持たせて、食料は一週間分だけもたせるのです。そうしたら、野盗や盗賊の心配はないかと」

「ふ~む。別に問題はないし、こうしたほうが得ね」

 話しを聞き終えたエリザさんは顎に手を当てて考えている。

 後は、エリザさんが決める事だから、僕は何も言う事はない。

「ふぅ、よかった~、まともな事を言ってくれて」

「そうだな。今の言い分なら、納得は出来るから問題ない」

「サナダッチ達は、イノッチは何て言うと思っていたの?」

「そんなの『モフモフは正義だ。こんな可愛い生き物を殺すなんて、貴方達の身体に流れている血は何色だ‼』と言うと思っていた」

「あたしは『こんなにモフモフした人達を殺すなんて、貴方達は人じゃない』と言うとおもってた」

「・・・・・・イノッチって動物好きなんだね」

「「そう、その通り(だ)」」

「・・・・・・そう言えば、調査資料の中に動物好きって書かれていたな。(ボソ)」

 何だろう。何故か、非難されている気がする。

 結局、エリザさんは僕が進言した通りに、捕虜に自分達が持っていた武器と一週間分の食料と水を渡して、国境付近で解放した。

 その際、猫人族の人達には、大変感謝された。

 お礼に何でもすると言うので、僕はじゃあ、モフモフさせてと言おうとしたら。

 後ろからマイちゃんに口を塞がれ、その間にユエがお礼は不要と言ってしまい。モフモフが出来なくなり、更に椎名さんと村松さんに抱えられて何処かに行き、そこで四人に説教された。

 少し、この世の理不尽を感じた。

(そう言えば、向こうはどうなっているかな?)

 僕は四人の説教を聞きながら、鬼人族に対している竜騎兵団に着いて行った、もう一組クラスメート達の事を思う。

 幸い、こっちの方は一人も死者は出なかった。

 あちらの方は、西園寺君や天城君が居るから大丈夫だと思う。

「もう、ノッ君、話を聞いているの‼」

「はい、聞いています!」

 僕は背筋を正して、四人の説教を聞いた。

 












猪田の話を聞いた後。

エリザ「・・・・・・今度、魔法で動物の耳や尻尾が生やす魔法でも開発しようかしら?」

カドモス「はぁっ⁉ 師団長閣下、本気ですか?」

エリザ「何か、子豚が普段と違って妙に熱が籠った受け答えしていたから、多分動物の耳や尻尾が好きだと思うの」

カドモス「・・・・・・侯爵様の許可を取れれば良いのでは」

エリザ「そうね。王都に帰ったらお父様に相談してみるわ」


 その話しを聞いた部隊長達は集まり会議が行われた。

部隊長A「自分は魔法で生やすならイヌ耳だな」

部隊長B「わたしは猫耳がいいです」

部隊長C「わたしはキツネ耳と尻尾がいいです」

部隊長A「まず、最初はイヌ耳だろう!」

部隊長B「いや、猫耳だ!」

部隊長C「キツネ耳‼」

 会議はたちまち口論となり、更に取っ組み合いの喧嘩になった。

カドモス「・・・・・・もうこの師団は駄目だ」

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