第51話 このまま帰っても良いのかな?
間違えて途中で投稿してしましました。
すいませんでした。
「ところで、どうしてラミティーナさんも居るの?」
「ちょっと前にセナさんに呼び出されまして、リウイさんの下に行くので付いて来ると言われたので」
「成程」
イザドラ姉上が飛んでくるのを見て僕が呼び出しに来る事を予想していたのか、それとも『カオンジ』に居ても暇だから呼びだしたのか分からないが、相変わらずそつが無い人だな。
そう思い村松さんを見ると、Vサインしてくる村松さん。
「んで、リウイ君。そろそろ帰るの?」
「まぁ、そうだね」
其処まで考えて、兄貴の事を思い出した。
母さん達の方は父さんに任せて良いとして、兄貴の方はどうしようか。
う~ん。魔都に戻るのも面倒だしな。姉上と相談するか。
「とりあえず、戻るか」
「そうですね」
僕達は村松さんと合流?したので、元来た道を引き返していった。
僕達が『ティーガースシャンツエ』に戻ると、プリアが出迎えてくれた。僕達を見るなりブンブンと手を振って来た
パンツァーゼーリエから降りると、プリアがやって来て抱き付いてきた。
思わず頭を撫でると、嬉しいのか自分の顔を押し付けて来た。
表情がない代わりに行動で態度を示してくれるので可愛いなと思う。
「あの子は?」
「ケニギン殿の娘のプリンツスエンアーヌルですよ」
「ふ~ん。そうなんだ」
村松さんは興味深そうに見ていた。
その視線を感じとったのか、プリアは顔を押し付けるのを止めて村松さんを見る。
ジッと見ると、顔を引っ込めた。
そして、また顔を出して村松さんを見るのを繰り返した。
もしかして人見知り?
僕と会った時は随分と甘えていたけど。
「・・・・・・何か可愛い」
「分かります。無表情だけど行動が可愛いと可愛いわよね」
「あれもアイゼンブルート族なんですね」
三人はプリアを見て可愛いものを見ている顔をしていた。
「じゃあ、姉上の所に行こうか」
「そうですね。行きましょう」
僕達は姉上の下に行く。
姉上の下に着くと『門』の装置を設置を終えていた。
「あら、早かったですね。リウイ」
「行く途中で村松さんと出会ったから、直ぐに戻ってこれたんだ」
「成程。もう装置の設置は完了しました。ついでに、試運転をします。それで向こうの国に帰りましょう」
「あれ? いつ、僕が向こうの国に帰るとか言ったっけ?」
「ロゼ姉さんが手紙を出したという事は急を要する要件が出来たという事でしょう」
相変わらず勘が良いな。
「それは良いんだけど、母さん達はどうしよう?」
「放っておきなさい」
バッサリと言う姉上。
「良いのかな?」
「ハバキ様達は父上が相手をしてくれるでしょう。アードラなら飽きたら自分が飼い馴らしている竜にでも乗って帰ってくるでしょう」
ああ、言われてみればそうだな。
兄貴ならそんな感じだよな。父さんには・・・・・・頑張ってもらおう。
隠居したんだから暇だろうし。




